奥様は海外添乗員〜メモリアル

アルハンブラは夏の装い

          

たくさんのオレンジ畑を横目に走ること数時間。そろそろお尻がむずむずしてきた頃、ようやくたくさんの雪を抱くシェラ・ネバダ(ネバダ山脈)が見えて来た。それにしてもこうしてひたすらバスで走ると、ここスペインという国の大きさを肌で感じる。考えてみれば飛行機や列車を一切使わない旅でしか実感できないこと。緑豊かなこの時季は移り変わる風景を眺めながらの旅も悪くはない。まぁ、物は考えようか(笑)。それにしても、赤茶けた大地にオリーブやぶどうの木が整然と並ぶ風景の中に突然現れる雪山というのはなかなかの感動もの。今年の冬は特に雪が多かったこともあって、シェラ・ネバダは一段と綺麗。3000m級の山々を間近に眺めながらの旅のおかげで、少しだけ疲れが癒された思い。

ただ到着したグラナダは思わず冷や汗をかくほどの大渋滞。いつも混雑する街ながら少し前にはじまった地下鉄工事のおかげで街中はどこも車線規制がなされ、大型のバスはにっちもさっちもいかない状態。せっかく気分よく到着したのにぃ!それでも遅れるわけにはいかないアルハンブラ宮殿の予約時間。いったいいつ完成するかもわからない地下鉄が開通するまで、私たち添乗員にとって頭の痛い街になりそうだ。

そんなこんなで胃をキリキリさせながらもなんとか間に合ったアルハンブラ宮殿は、いよいよ観光シーズンを迎えて大変なにぎわい。お天気に恵まれたおかげで温度計は32度。湿気がない分木陰に入れば過ごしやすいとは言え、1時間も日向にいたら干からびそうだよ。しかもこの陽気のおかげか糸杉の花粉に代わってまるで綿菓子のようなポプラの花弁が飛び交ってる。どうやら持って来たマスクがここアルハンブラで活躍しそう。う~ん、でもマスク焼けしたらどうしよう(汗)…



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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