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奥様は海外添乗員〜メモリアル

イースター(復活祭)の話


まだまだ先のことだけど、ヨーロッパでは春先の重要な行事(国や宗教によって解釈はまちまち…)であるイースター。十字架に架けられたイエス・キリストの復活をお祝いする行事で、今年は4月16日にやってくる。

実はこのキリスト教徒にとってクリスマス以上に大切なこの日は、移動祝祭日。春分の次の満月の次の日曜日と決められていて毎年日が変わる、ちょっとややこしい祝日。

この日はキリスト教の国々では文字通り最重要レベルの祝日。したがって商店やレストランの多くがお休みだったり、美術館や博物館も休館のところもあるし、教会はどこも信者さんのためのミサが行われ観光客はシャットアウト、といった具合。ある意味キリスト教に縁遠い観光客泣かせの日だったりするの。

しかも一連の行事はその3日前の金曜日(つまりイエスが十字架に架けられた日)から、イースター明けの月曜日(イースター・マンデー)まで4日間続くもの。もちろん現代社会ではイタリアやスペインとてこの4日間全てが止まるなんてことはないけど、行ってみてビックリなんてことは十分考えられること。この時期ヨーロッパへ旅行するみなさんは、もう一度スケジュール・チェックしてね。

それにイースターにかけての1週間は聖週間と言って、ヨーロッパ中が春休みに突入。ホテルも飛行機も結構混雑するから要注意。

もちろん悪いことばかりではなく、明るいお祭りムード一色のヨーロッパを楽しむこともできるけどね。春を待ちわびる人々の想いが重なるお祭りだから、あちこちでイベントが行われたりもするから、行き当たりバッタリの楽しみもあるかも。

ちなみにイースター近くなると、あちこちで卵をペイントしたイースターエッグなるものが出現。お菓子屋さんでは卵の形をしたチョコレートがたくさん目に入るでしょ。どれもこれもイースターの風物詩。そうそう、卵を運んで来るのはウサギだと言われてるのでかわいいディスプレイも多いよ。

クリスマスが終わって、そろそろヨーロッパの人たちの話題はイースター・ホリデーで持ちきりでしょ…



オリーブの葉っぱ

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