■小田急の伝統
小田急の電車に連綿と続く伝統とは…
いくつかありますが、電車の顔を眺めたときの大きな特徴としてあげられるものとして、貫通扉脇の大型の手すりがあります。
時代とともに小型化、簡易化されてきました。
現役最古参の5000形(左)にはオリジナルスタイルの手すりが付き、
5200形(右)では簡易形状のタイプに変化しています
この簡易タイプの形状は1000形にも受け継がれています
そして、1000形レーティッシュカラーでは
周辺がステンの地肌から赤となったため目立つ存在に…
さて本題です。
11月21日に発売が決まってはいますが…
あえて、標準色の1000形を塗り替えて箱根登山乗り入れ仕様塗装の1000形を作りたいと思います。
小田急トレインズではベルニナ塗装としていますが、今回の塗り替えは自己解釈の塗装とするので、あえてレーティッシュカラーというプロジェクト名にしてみました。
本命が出るまでの“つなぎ”として間に合うかは……
どうなることでしょうね(汗
そして、塗り替えが命の今回のプロジェクトですが、せっかくなのでここは小田急の伝統を表現してやりましょうと考えたわけです。
といっても、その表現方法が鍵となるわけですが、予てから目を付けていたパーツがあり、そいつを使うことにして解決です。
問題はきれいに付けれるかどうかなんですが。
GM小田急1000形キットに付属する手すりエッチングパーツのバルク品
まずは、元パーツ
赤矢の部分が手すり
周辺がシルバーの場合、このままの板状の表現でも充分なのですが…
削っちゃいました!
手すりがなくなるだけで小田急顔ではなくなることにビックリ!
それだけこの手すりは、今の表現方法でも充分役目を果たしているということ
削るといっても、直近して窓の張り出しとドアノブ類があり、かつクラックが入りやすい透明パーツであるため困りましたが、その難問に対する方法は…
リューターによる切削
先端ビットはテーパータイプというものを使用
でもここは慎重に慎重に、息を止めながら作業しました (=。=;)
横にずらしながら削っていったので、回転方向と横へずらす方向が合うように気をつけました
切削後、周辺部とすり合わせし、
手すり用の穴を0.3mmのピンバイスで開口しておきました
続く…
昔?から小田急のあの手すりの形状はなぜあの形なのだろうと気になっていたんです(笑
だからBトレでもいつかは表現してやろうと思っていたところなんです。
>私の方は…
シクレが顔を覗かせているのは気が付いたんですが、まさか塗り替えだったとは…
ひょっとしたら、初ス○○○でしょうか?
合っていたらネタばらしになっちゃうか(笑
表記の短縮を狙ったのかもしれませんが。
しかし手すりという一見地味な存在にらしさを見いだされているアプローチが素晴らしいと思います。
こうなってくると通常のNと同じですね。
それにしても電子工具も随分と敷居が低くなりましたね。昔は専門家でないと・・・というイメージがありましたけど。
私の方は訳の分からない事をやらかしました。
今の模型用のリューターは乾電池式で小さく手軽で使いやすいですょぉ~
先端ビットもヨドの模型売り場で売っています。
昔のは重いし、値段も高かったですよね。
まさに電動工具という感じでした。
ヒントになったようで幸いです。
昔はよく加工に使いましたが、最近はあまり使いませんし、記事なんかでも見ませんね。
同じく、某車両の貫通扉付近のちょっとした改造を目論んでて、ヤスリでは厳しいので悩んでました。
いいヒントを頂きました!
(ヒントというより脳老化による『アハ体験』?)