3月19日(土) 
3月11日の東北関東震災後、ずっと地震関連のニュース・番組を放送し続けてきたTVジャパン(NHK)ですが、
昨日の午後7時(東部時間)から一部の一般番組の放送が再開されました。
もちろんメインは震災のニュースですが、朝ドラ「てっぱん」(12日放送分)や大河ドラマ「江」(再放送分)などが放送されました。
その他、「スタジオパークからこんにちは(ゲストは舘ひろし)」も放送されたのですが、
それはまさに地震の起きた11日のお昼に収録・放送されたのもので、その終了1時間後にはあの大地震が
東北を襲ったことになります。
番組内ではそんな悲劇がその後日本に訪れることを誰も想像しておらず、みんな楽しそうに笑っています。
その後NHKに見学に来ていた人たちは、多かれ少なかれ地震の影響を受け、帰宅困難者になってしまった方も大勢いたと思われます。
TVの前でこの番組を見ていた東北の方で、被災してしまった方もきっといらしたでしょう。
人の一生は、想像を絶することが起こるのか分からない・・・・・。
「スタジオパーク」はそんなことを改めて強く痛感させられました。
民放はどうか分かりませんが、震災後1週間が経ちNHKがこうして通常の番組を放送し始めたということは
被災地以外の町が少しずつ落ち着きを取り戻してきたということだとは思います。
でも、被災地はいまだ孤立し救援の手がほとんど届いていない場所があると聞いています。
大きな避難所には届いている物資が、同じ被災者でありながら違う場所にいる人には届いていないということです。
(NHKの「あさイチ」にFAX等で被災者からたくさんそういう訴えがありました)
TVでの報道が減ったからといって、安心してはいけないのです。
まだあの大惨事から1週間しかたっていないのです。
まだ1万人以上の方が行方不明なのです。
まだ避難所で何十万人もの人が不自由な生活を強いられ、多くの人が帰る家さえない方がたくさんいるのです。
どうか「被災地の人を手助けしたい」という気持ちが、一時的な熱情で終わるのではなく
今後も続く生活復興の長きに渡る支援の気持ちを、ずっと持ち続けていって欲しいと思います。
昨日の一部一般放送の再開にあたって、悲しいニュースばかりに触れてきて気持ちが晴れない落ち込む1週間を過ごしてきたので(被災した方から見れば全く贅沢な話です)、
正直少しほっとし嬉しかったです。
でも、この安堵感が「被災地の状態が良くなった」(もちろん徐々に良くはなっているとは思いますが)という間違ったイメージにつながってしまうことだけは避けたいものです。
時間が経てば否応なしに報道の数が減り、そうすると被災地以外の人の関心が薄れていく・・・・。
かつての大災害の時もそんなことがあったのではないでしょうか?
自分にも身に覚えがあります。
過去は変えられないので、たとえ今までがそうであっても、これからも「関心を失わない」自分でいようと思います。
NHKの一般放送再開にあたって、こんなことを感じました。

3月11日の東北関東震災後、ずっと地震関連のニュース・番組を放送し続けてきたTVジャパン(NHK)ですが、
昨日の午後7時(東部時間)から一部の一般番組の放送が再開されました。
もちろんメインは震災のニュースですが、朝ドラ「てっぱん」(12日放送分)や大河ドラマ「江」(再放送分)などが放送されました。
その他、「スタジオパークからこんにちは(ゲストは舘ひろし)」も放送されたのですが、
それはまさに地震の起きた11日のお昼に収録・放送されたのもので、その終了1時間後にはあの大地震が
東北を襲ったことになります。
番組内ではそんな悲劇がその後日本に訪れることを誰も想像しておらず、みんな楽しそうに笑っています。
その後NHKに見学に来ていた人たちは、多かれ少なかれ地震の影響を受け、帰宅困難者になってしまった方も大勢いたと思われます。
TVの前でこの番組を見ていた東北の方で、被災してしまった方もきっといらしたでしょう。
人の一生は、想像を絶することが起こるのか分からない・・・・・。
「スタジオパーク」はそんなことを改めて強く痛感させられました。
民放はどうか分かりませんが、震災後1週間が経ちNHKがこうして通常の番組を放送し始めたということは
被災地以外の町が少しずつ落ち着きを取り戻してきたということだとは思います。
でも、被災地はいまだ孤立し救援の手がほとんど届いていない場所があると聞いています。
大きな避難所には届いている物資が、同じ被災者でありながら違う場所にいる人には届いていないということです。
(NHKの「あさイチ」にFAX等で被災者からたくさんそういう訴えがありました)
TVでの報道が減ったからといって、安心してはいけないのです。
まだあの大惨事から1週間しかたっていないのです。
まだ1万人以上の方が行方不明なのです。
まだ避難所で何十万人もの人が不自由な生活を強いられ、多くの人が帰る家さえない方がたくさんいるのです。
どうか「被災地の人を手助けしたい」という気持ちが、一時的な熱情で終わるのではなく
今後も続く生活復興の長きに渡る支援の気持ちを、ずっと持ち続けていって欲しいと思います。
昨日の一部一般放送の再開にあたって、悲しいニュースばかりに触れてきて気持ちが晴れない落ち込む1週間を過ごしてきたので(被災した方から見れば全く贅沢な話です)、
正直少しほっとし嬉しかったです。
でも、この安堵感が「被災地の状態が良くなった」(もちろん徐々に良くはなっているとは思いますが)という間違ったイメージにつながってしまうことだけは避けたいものです。
時間が経てば否応なしに報道の数が減り、そうすると被災地以外の人の関心が薄れていく・・・・。
かつての大災害の時もそんなことがあったのではないでしょうか?
自分にも身に覚えがあります。
過去は変えられないので、たとえ今までがそうであっても、これからも「関心を失わない」自分でいようと思います。
NHKの一般放送再開にあたって、こんなことを感じました。