恵 子 の 写 真 庫

 Slow  Camera  life ~

工場の月

2010年10月27日 | 風景
こうじょう の つき

土井晩翠 作詞 滝廉太郎 作曲の 「荒城の月」 ならぬ  工場の月 


10月23日 ちょうど月は満月  お天気も良好~
日の入り時刻と月の出時刻も巧く合致し 居合わせた場所も絶好なタイミングとなった日でした

当地は鉄鋼産業や石油精製などが基幹産業のマチでもあり それらを象徴するように工場地帯に出るまんまるお月さま



お月さまをしばし眺めた後 そのまま目線をスライドさせると 白鳥大橋を取り囲む夜景が一望~
しかし この光景を眼下に見下ろすには 高層ビルなどがない当地では 少々根性と体力を要します
急勾配で人気も灯りもない山道を登ろうが ヤブ蚊にいっぱい刺されようとも此処に至れば満足・(自己)満足!!

 

そんな海と港に囲まれた住環境の中では  木々の紅葉との出合いもあまりありませんが
意外にも 身近な神社境内でモミジ葉の遅い色づきと秋を感じてきました


桜の木の紅葉
 

  


と。。ここまでは つい3日前の光景

昨日26日 ついに当地でも 冷たい雨に混じって 初雪 が降りました


6月行事 父の背中

2010年06月20日 | 風景
私は父を 12年前に亡くしている
高度成長期時代の働き蜂として ビルの谷間で長年激務の連日だったのであろうか
父子として 一緒にどこかへ出かけた記憶がほとんど無い 
父は 退職後の人生を 日がな一日 太公望として過ごすのが唯一のユメだったようで 
とある海辺が一望出来る高台に強引に土地を購入した為 生涯 一度きりの口論を母としたようだ

結局 そこに釣り専用の小さなセカンドハウスを建てる準備半ばで 父はこの世を去った。。。

 

 父と並んで歩きたかった。。と思う風景が 今 ここにある≪6月20日父の日≫



相変わらず霧発生の毎日が続いていて 崖全貌がぼやけた光景だが この浜は むしろ 霧が似合うのかもしれない




2段目のハマナスの花名以降順番に 野生種のノハナショウブ(だと思うのですが・・・)   オオハナウド ≪オオハナウドの花≫
ハマヒルガオ   浜エンドウ~  

全体的に 昨年より開花が遅かったが 今日浜辺を歩いただけでも これだけのお花が出迎えてくれた   20日撮影 







ハトの故郷

2010年06月03日 | 風景
地元に 全国の鉄子・鉄男(鉄道マニア)を唸らせる造形美がある
”鉄の竜”と呼ばせるに価する 石油タンクの連結車だ 

走行時には 23両編成全長320メートルほどにもなるという 
多い時には300両近くも停車して並ぶ光景があると言うが この日は出払っていて その圧巻さには少々欠けるが・・・

長い竜のような貨車を力強く牽引する赤い列車「DD51」が また 貴重~とマニアが集う 








鉄の竜を生み出した大規模な石油製油所やがある一方で
海岸美が平行して同居する珍しい地方工業都市でもある

日本古来の貴重な在来種 日本タンポポが咲き乱れる自然豊かな所だが
年々 西洋タンポポに占拠され 日本タンポポの咲く範囲が狭められてきている
こちらもご覧いただけると嬉しいです 過去の記事 ≪崖っぷち 日本タンポポ≫




タンポポの蜜を吸うのは 蝶!? それとも 蛾!?
蛾だとすれば その羽のなんと美しい事か・・・

※ 記載後 yoccoさんより ”キアゲハ”と教えて頂きました ありがとうございます




日本タンポポの見分け方



左が 日本タンポポ  右が 西洋タンポポ  ≪ガクの部分で見分ける≫


そんな いち地方都市が 別の一面でも一躍脚光を浴びたのが 8ヶ月ほど前の事でした

が・・・・

昨日 6月2日

今回も ”I am 総理” が ”I am sorry ごめんね” と いとも簡単に責務を辞してしまった

地元選挙区から首相誕生に湧いたあの興奮と期待感は 今や何処へ・・
飛べないハトの苦悩を見たヒヨドリが”戻っておいで”と 云ったとか・・云わなかったとか

退陣の記録のため 予定していたタイトルを敢えて「ハトの故郷・・」と変更しておく事にします・・


春の投影

2010年05月02日 | 風景
3日間の雨を終えて 春霞がかかったような連休初日
到着したお客人を ご案内する先は。。 
美味しいお食事処は二の次で まずはここ それが我が家流 

引き潮の砂地に 鏡のごとく我が身が映る光景に歓喜してくれる


イタンキ浜にて
 

水色キクザキイチゲが木洩れ日を浴びて めしべが花びらに透けていた

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mouse on で2枚の写真があります     チキウ岬散策路にて


いつ咲こうかしら。。と我が姿を葉に映して思案気なカタクリ

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mouse on で2枚の写真があります     チキウ岬散策路にて


 おまけ 


B級品ですが とただし書きをされて
通常品の2~3倍の価格を付けられて売られていたトマトのつぶやき。。。

野菜高騰だからと 急にチヤホヤしておいて”B級品”はないでしょ プンプン

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mouse on   &  clickで3枚の写真があります


春の儚いものたち

2010年04月19日 | 風景
4月に入ってからも寒暖差の激しい今年
もうそろそろかな。。まだかな。。と出会うのを待ちきれないでいる花たちがある

雪の布団と落葉に庇護されながら 春の淡い陽でいち早く光合成を行い
草木が芽吹く頃には 地上からその痕跡を消し去る ”スプリング エフェラルメ”
フィルムカメラ愛好家の方々と そんな春のはかない妖精を探しに林中を歩いてきました


≪じっくりと 丁寧に≫ 忘れかけている写心の精神を見習わなくては~



≪枯葉もオブジェ≫ 少々痛んだ蕾は 激しい冬を耐えた勲章



≪個性も また美学≫ バイクのヘルメットに似ているような。。ハート型にも見えてきたりする座禅草



≪最初の1輪≫ 今年初めての水芭蕉は 残雪の中に小さく~儚げに咲いていたが まだこの1輪しか見かけていない
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mouse on で2枚の写真があります
 

※ 今回UPした写真は 通常使用しているデジカメで写したものです



ドラマ ”Mother” の海

2010年04月12日 | 風景
我が地元の各所でロケをしていた TVドラマがいよいよ14日から始まります 海岸で行われたロケの様子


松雪泰子主演 Mother ホームページ


日の出前 
いつもの海岸イタンキ浜の波は蒼~青~水色 そして淡いピンクのグラデーションに染まります 4月8日撮影

<イタンキ浜

Sakuraさんのmouse on & click で元に戻るソースをお借りしました


ドラマのもう一人の主役 怜南役の子役さんも 凍てつく早朝7時前には現地入りでした 3月4日撮影
2枚目は 松雪さんと子役さんのイメージシーンの様です(パパラッチ撮影に付き ピンボケはご容赦を)

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mouse on で2枚の写真があります
 


今回のドラマで重要なシーンの背景となりそうなのが この海岸
ロケをしていた日は生憎の曇り空でしたので
同じ3月上旬の海岸一帯の眺望と 2枚目は日の出に反射して赤茶に染まった崖側の光景を載せておきます

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mouse on で2枚の写真があります



全国版ドラマの中に どのようなシチュエーションでこの海岸が出てくるかは分かりませんが
私の拙い写真で 海岸の全貌が少しでも伝わるといいのですが。。。。

なごり雪を繰り返して

2010年03月29日 | 風景
先週は 雪が降っては融け。。。降っては融けてを何度繰り返した事か
そうやって 少しづつ春めいてくる北国です


春のなごり雪  イタンキ浜




春の陽気 イタンキ浜


そして 雪の布団の中から 一番に目覚めるのは  福寿草






なごり雪の中
高校野球部員も 春の地区戦に向けて ランニングに余念がない1~2年生



春の選抜高校野球が甲子園で熱戦を繰り広げていますが
名門高の監督が 初戦で負けた腹いせに「末代の恥じ」と発言した言葉が波紋を広げていますね

高校野球の全国出場枠に「21世紀枠」というのがあるのを始めて知りました
野球の実力プラス社会貢献度や模範的校風も加味して選抜する特別枠だそうです
高校生らしい 良いルールですね
高校球児らしい爽やかな汗と精一杯の頑張りを見守りたいものです

ほどほどの居心地

2010年03月23日 | 風景
この川で越冬していた常連の白鳥たちは もうすでに北へと向かい 今ごろになると  
本州方面から一気にロシアへ北帰航するにはまだ体力が無い若い白鳥が 一時休憩する中継地となります




白鳥で賑わった冬の川は 日々元の静けさに~
真っ白くて優雅な羽の動きが まだ目に焼き付いているけれど・・・・白鳥にとって 居心地は如何だったのでしょうか





暴風と化して悪天候だった春のお彼岸も終え 雪国にも少しづつ暖かさが。。。

これこれだ 僕が待ちに待ったこの匂い!! 春の匂い

頻繁にかかってくる電話の相手も きっと 僕のママからだね

だって さかんに カイ君が。。。 カイがね。。。と報告しているもの!! 




僕のママは 今までとはまるで違う仕事に就こうと 寮生活をしながらの長い勉強を無事終了させたようだ

今後 そのお仕事は勤務も不規則で以前よりずーっと大変なのは 僕も当初より薄々気付いてはいたけれど

電話口で  ”カイ君にとって なにより居心地の良い場所を考えようね” とは。。。

いったい・・・・どう云う事なんだ・・・・

2次元の影絵

2010年03月15日 | 風景
いつもの見慣れた海岸という広がりに 
切り絵をした黒い紙をペタリと置いたような風景に出会う事があります

夏に涼を求めに行く程度でしかなかった海岸を 足繁く通い始めて3年~

よそ者の私にも 心を開いてくれているかのように時折垣間見せてくれる光景が
マンネリ気味の行動を 次なる励みへと繋げてくれる






ソリレース用の競走馬として引退後の鍛錬中なのでしょうか。。。詳細は分かりません

遠巻きからでは見えずにいた人馬ともに吐く白い息に 日の出前の寒さが伝わってきます 


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mouse on で2枚の写真があります
 


太陽が昇り始めて やっと 物体が何であるかを認識できるような薄暗い早朝から

いました!! いました!! もうひとつの人影が 

冬海で練習に余念がないその熱狂さを尊敬して あえて ”サーファー野郎”と呼ばせてもらいます


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mouse on で2枚の写真があります



地元ロケ

2010年03月08日 | 風景


3枚目の写真は 砂浜に座りこみ役作りにイメージを膨らませている。。。 松雪泰子さん


いつもの海岸 イタンキ浜でドラマの撮影をしていました
日本テレビが4月中旬に放送予定の
松雪泰子さん主演 母性をテーマにした”Mother(マザー)”という連続ドラマだそうです

(望遠で写した後 かなりトリミングをしていますので画像の荒いのはご容赦を~)




イタンキ浜にて