2008,2,10~11
八ケ岳・白駒池、中山(長野県)
2496m
(3)
高見石小屋ー白駒池ー高見石ー中山ー中山峠ー黒百合ヒュッテー渋の湯
■中山展望台 10:34~10:44
シラビソの森の中をさまようように歩いて約1時間。振り向けば浅間山が見え、しばらく歩くと
いきなり森から飛び出し信じられないような絶景ポイントに到着。
中山山頂付近を除いて、約270度の大パノラマ。
天狗岳の展望ポイントと聞いてんたんですが、それどころか南アルプス、中央アルプス、北アルプス
の山々が目の前に広がっています。
▲東天狗岳と西天狗岳
先着の女性は、「どこから見たらいいんだろう。」
その言葉に、大きく頷く小太郎。
それほどの絶景。しばしこの光景に動くことができなかった。
▲中央アルプス(クリックで拡大)
▲槍穂高連峰(クリックで拡大)
▲蓼科山の奥に後立山連峰(クリックで拡大)
▲東天狗岳山頂付近(クリックで拡大)
今日は本当に天気に恵まれている。展望台に立っていても全く風を感じない。
今日なら、楽に天狗岳に登れそうだ。頂上付近にズームすると、天狗の鼻付近を下山している
3名の登山者を確認できる。(見えるかな?)
写真には、写っていないが東、西天狗岳共に頂上には多くの登山者を見る事ができた。
▲エビちゃん
いつまでも見ていたいが、そういうわけにも行かないので中山に向け歩き出す。
その脇にある木を見ると立派なエビちゃんができている。
ちょっと天気が崩れるとこうなるんだ。今日の天気に感謝。
■中山山頂 10:58(2496m)
▲中山山頂
またまた樹林帯に入ったと思ったらいきなり中山山頂の標識が。
よそ見をしていると確実に通り過ぎる山頂だ。
今まで一番地味な山頂かも知れない。
でも、今回の山行で一番標高の高い地点なんで、一応載せときます。
▲東天狗岳と硫黄岳
地味、地味と言いながらやはり山頂。ここからは下ります。(あたりまえ)
登山道も東側に移り、北には浅間山が見え、南には硫黄岳が姿を現しました。
道は硫黄の爆裂火口の延長になるのか東側は、気持ちがいい程にスッパリ切れ落ちてます。
■中山峠 11:31(2410m)
▲中山峠
登山道に岩がゴロゴロと出てきて、中山峠の雰囲気出てきたなと思ったら、中山峠に到着です。
ただ、雪が多いんで本来とは違って、歩きやすいです。
ここで、天狗岳に登ろうかと食指を動かしたが、いくら天気がいいと言ってもピッケルも持っていない
やはりここは我慢して、本来の計画通り黒百合ヒュッテに向かうことにした。
■黒百合ヒュッテ 11:36~12:04
▲黒百合ヒュッテ
中山峠で右に曲がり、5分もすればなつかしい黒百合ヒュッテに到着します。
テン泊の人もいくつかあり、めっちゃ寒いんだろうなと思いながら通り過ぎます。
ここで、昼食とトイレ休憩をとります。
昨年のゴルデンウィークと比べ物にならないくらいの雪。
ヒュッテの屋根にも大雪があるだけど、ここは太陽電池のパネルがある。だから、大変だろうけど
しっかり雪かきをしている。
南側の山の斜面では、ちりとりのようなソリで尻セードを楽しんでいる人もいる。
天気は最高。まったりとしたお昼時。
ヒュッテの玄関横の温度計は20℃を指している。
んっ? 20℃
いくらなんでもありえへん。
自分の温度計を見ると見事に0℃を指している。
ヒュッテのは南向きなんで直射日光が当たって20℃になってるんです。
でも昨日は、昼間でも全く雪が溶けなかった、今日は溶けてグローブを濡らすようになってきました。
さあ、休憩も終え渋の湯に向けて出発します。
コースタイムで1時間45分。ゆっくり下りてもいい時間で渋の湯に着くことができるだろう。
ここからは、一度通ったことがある道。雪の量は比べようは無いが、通ったことがある道というのは
なにか安心して歩くことができる。
サクサクと進み、もちろん2ケ所の分岐も間違うこともなく、無事に渋の湯に到着です。
■渋の湯 13:16
渋の湯に無事到着し、下山届けを出し、1泊2日のスノーシュー山行も無事終えることができた。
なんといっても天気に恵まれたのが一番だった。
車に乗り込み、置いてあったお茶を飲もうとしたら、
あっ、凍ってる。
天気が良かったといっても、そこはやはり八ケ岳。車の中でもしっかり氷点下だったようだ。
後は、汗を流そうと縄文の湯へ行くと、いっぱい。
やはり3連休。お風呂も大賑わいのようだ。
急遽、もみの湯に変更して汗を流し、岡山へと向かった。