2006、5、3~5、4
唐松岳(1)
1日目コース:八方・・・八方山荘⇒八方池⇒唐松山頂山荘⇒唐松岳山頂⇒唐松山頂山荘(泊)
2006年のGW、今年も北アルプスにやって来ました。
天気予報は快晴の予報。まあ、昨年の白馬の件もありますので、
過信はできませんが。
八方の無料駐車場に愛車を置き、ゴンドラ乗り場へ無料シャトルバスへ乗る予定が、
たった今出たばかり。
どうせ、歩きに来たんだからと歩き始めると、
車の中から
「ゴンドラに乗るの?」
「はぁ~」
「乗ってけば」
「えっ」
びっくりしたのですが、お言葉に甘えて乗せていただきました。
ありがとうございました。
ゴンドラの待ち時間もさほどでもなく、ゴンドラ、リフトを乗り継いで行きます。
スキーヤー、ボーダーからは少し冷ややかな視線を浴びながら、
長野オリンピックの滑降コースを見ながら八方池山荘へ。
■ 八方池山荘 8:53(1835m)
▲いきなりアイゼンを付けます。
この時点で、雲ひとつ無く、大パノラマが期待大です。
■八方尾根より
しばらく歩くと、うさぎの耳のような山「鹿島槍ケ岳」が見えてきます。
夏には、登ってみたいと思っています。
北に目を転じれば、白馬三山が。
昨年は、ガスで見えなかったので、リベンジを果たした気分です。
▲左から白馬鑓、杓子、白馬岳
▲五竜岳も見えてきました。
▲あれが天狗の大くだりかな?
■八方池 10:08
▲あまりの快晴に、夏バージョンです。
八方池という池があるらしい。
実は、雪が多すぎて全くわかりません。ちょっとした台地です。
ここまでは、観光客らしき人もいたのですが、ここを過ぎると少なくなりました。
ここからは、さすがにアルピニストの世界。(いや~書きながら恥ずかしい。)
■丸山 11:25(2420m)
▲これから向かうルートです。
いっぱい、ピークが見えますが、いくつ越えれば稜線に出れるんでしょうか。
▲通ってきたルートを振り返ります。
ここまで来ると、夏ルートとは違ってナイフリッジのような所も通ります。
ちょっと緊張する所を2~3ケ所通過しますと、
ジャーン!
■稜線より
見てください。雲ひとつ無い剣岳の姿を。
自然と満面の笑みになっております。
■唐松山頂山荘 13:00(2620m)
山荘にチェックインし、ザックをデポして山頂へ。
実は、雪が多すぎて半分埋まっています。
■唐松岳山頂 13:50(2696m)
約20分くらいで山頂に到着。
山頂からの光景は、信じられないすばらしさ!
写真では、10分の1も表現できていない。
北は白馬三山から白馬乗鞍岳。
西には、立山、剣、毛勝三山。
南は、五竜、鹿島槍。
その向こうには、槍ケ岳と前穂高岳。
もう、山頂からのヤ○ケイビデオのようです。
これだから、山登りがやめられないんです。
冬にアルプスを登るほどの技量がないので、
GWの天気がいい日限定で登るのですが、
夏山とはまた違って、もうひとつの顔を見ているようで、
やみつきです。
あまりのすばらしさに、山頂に数十分いたのですが、
後ろ髪を引かれる思いで山荘へ下山しました。