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「人権学習」

2020年11月17日 | 日記
午後から全校をあげて「人権学習」を行いました。
5校時は各学年が共通の課題で人権学習に取り組みました。
1年生は「ちがいのちがい」という授業です。実際の社会にあるいろいろな差異に対して「あってよいちがい」「あってはいけないちがい」について個々で判断し、グループやクラスで話し合っていきました。

2年生は体育館に集まり「外国で生活をするようになったら?」「外国から来た子を迎え入れるとき、どのように接する?」という課題で、自分と異なる立場の人を自分の立場に置き換えて考え、「今、あなたが学校生活や社会の中でできること」について考えました。

 3年生は「就職差別をなくそう」というテーマの授業に取り組みました。かつて就職時に使われていた履歴書からたくさんの差別的な項目を見抜き、「全国統一応募用紙」が作られたことの意義を知り、模擬面接を通して、差別に負けない方法を獲得していきました。


6校時は2・3年生が体育館、1年生は柔道場に集まり、「人権劇」を鑑賞しました。例年ならば、全校生が体育館に集まり、ステージ上で上演される劇を鑑賞するのですが、今年は事前に録画したものを上映し、それを鑑賞する形となりました。
9回目となる今年の劇は「光と影」です。SNSで広がるイジメとそれに立ち向かう中学生の姿を描いたもので、希望者と人権委員がスタッフ・キャストを務めました。

以下は生徒の感想です。
・今年も「人権劇」はとてもすごかったです。体育祭の時は1人の女の子を、そして、テストの後は1人の男の子をクラスの人がいじめていました。誰かが変わったことをしたら、その人のせいにする。それはおかしいと思いました。人には好き嫌いや得意不得意があるのに、クラス全体のことを1人の人に押し付ける事はダメだと言うことを、改めて教えてくれた気がしました。
 クラスの他の人も、いじめられている人がいることを知っているのに、先生に言わず、1人で苦しんでいる。その苦しんでいる姿を見た1人の女の子が、朝の会でクラス全員でクラスについての話し合いをしました。やっぱり、本音を伝える事は大切なことなんだと知ることができました。クラス全員の問題は、たった1人のせいじゃなくて、クラス全員の問題。仲間との関わり方やクラスの絆と言うものを教えてくれた、そんな人権劇だった気がします。
 残り少ない中学校生活を今のクラス全員で楽しんで終わりたい。これからは人権や人の気持ちを考えたり、今までの自分の生活態度を見直して、最後は笑って卒業したいと思います。(3年生女子)
 
大中生の皆さん。今日、一日でを学んだ大切なことを基に、これまで以上に誰もが安心して自由に生きることができる学校や社会を作っていきましょう。