じぶんの足でたつ、それが教養なんだ

「われこそは」と力まないで、じぶんの歩調でのんびりゆったり歩くのがちょうどいい。

みたび、「編集協力費」ってなんですか

2005-04-25 | 論評(comment)
 4月20日付の「第2社会面」に奇っ怪な記事(広告?)が出ていました。週刊朝日が大手消費者金融から「編集協力費」の名目で5千万円をもらっていたけど「契約不履行に当たる」として「陳謝し」、利子を含めて全額返済することを決めたというのです。だれに陳謝、なんですか。
 同社取締役(何を取り締まる?)は「編集企画を外部の資金協力で進めること自体、きわめて異例」といわれますが、開いた口がふさがらないね。「週刊朝日の編集方針を尊重し一切の条件をつけない」(覚書)という武富士のおおような態度も見あげたものだよ「夜の星を」、これがはたして「覚書」なら、物証としてみせてほしい。そもそも契約はなかったという方が、まだいい。その「契約書」もみたい。
 日本の行く末に思いを馳せ、政治・外交の現状に警告を発するのを生業とする「天下の」新聞社が、このような「きわめて異例」な所業をずっと放置しておきながら、週刊誌に書かれたあとで大童(おおわらわ)。その挙げ句にしまらない自己弁解(尻ぬぐい)記事を読者に読ませるなんてあんまりだ。5千万円の詐欺(にあたると思われる)を働きながら、当事者を「定職2ヶ月と降格」とはいかにも大人(たいじん)の処遇ですが、貧乏人には通じない。こんな内輪話は記事にする値うちがあるのか。築地ではなく桜田門の管轄じゃないんですか。