じぶんの足でたつ、それが教養なんだ

「われこそは」と力まないで、じぶんの歩調でのんびりゆったり歩くのがちょうどいい。

大災害に紛れたように

2011-04-28 | 論評(comment)
 今月十二日、日本臓器移植ネットワークは脳死判定を受けた十~十五歳未満の男子から臓器提供を受けた患者やを発表した。同ネットによると「男子の心臓は大阪大病院で心筋症の十代の男子に、肺は東北大病院で高血圧症の五十代代の女性に、肝臓は北海道大で肝疾患の二十代の男性に、膵臓と片方の腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で腎症の三十代の女性に、もう一つの腎臓は新潟大医師学総合病院で腎症の四十代の男性に移植される . . . 本文を読む

サイテー

2011-03-21 | 論評(comment)
「放射能がくる」の表紙に批判、アエラが謝罪(読売新聞) - goo ニュース    なんということですか。謝罪するなら発行しなければいいのに、そんな一ミリの判断力もないというのは、情けないというか最低と言うべきか。  「本当にこの地震が起こってよかった」と宣った脳天気な府議会議長がいたし、「これはやっぱり天罰だな」と嘯(うそぶ)いたどこかの知事がいました。火事場泥棒とはいわない(それよりももっと質 . . . 本文を読む

「道徳」も「歴史」も教えるのはやめたらいい

2007-04-28 | 論評(comment)
 中教審会長:「道徳教育と歴史教育は不要」  中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の山崎正和会長は26日、東京都千代田区の日本記者クラブで講演と記者会見を行い、個人的な見解と強調した上で、小中学校での道徳教育と歴史教育は不必要との考えを示した。さらに、政府の教育再生会議が論議している道徳の教科への格上げにも否定的な見解を述べた。(中略)  現在行われている道徳教育の必要性を問われると「現在の道徳 . . . 本文を読む

どんな教育を再生するの?

2007-03-31 | 論評(comment)
 教育再生会議:「道徳」を正式教科に   政府の教育再生会議の第1分科会(学校教育)が29日、首相官邸で開かれ、道徳教育を小中高校を通じた「正式な教科」と位置づけることで意見が一致した。道徳教育は現在、絶対評価(小学3年以上3段階、中高5段階)の対象外だが、将来は対象に加える方向で検討し、5月に出す第2次報告に盛り込むことでおおむね合意した。(毎日新聞・07/03/29)  どのような教育を「再生 . . . 本文を読む

愚劣の万世一系はゴメンだ

2007-03-24 | 論評(comment)
「執行猶予中」、問題があれば即、「実刑」 生徒指導で  福島市の市立中学校で生徒指導を巡り、学年主任の男性教諭が「執行猶予中」「実刑」などの言葉を使って、生徒を揶揄(やゆ)するような連絡文書を教師の間に配布したことが24日までに分かった。  市教委によると、男性教諭が2月中旬、教科担当の教諭らに配った連絡用のプリントで、「○○(生徒の名字)執行猶予中。迷惑をかける行動があれば即刻実刑に入りますので . . . 本文を読む

鹿児島県議選巡る選挙違反、地裁が12人全員無罪判決

2007-02-24 | 論評(comment)
 2003年4月の鹿児島県議選を巡る選挙違反事件で、公職選挙法違反に問われた同県志布志市の元県議中山信一被告(61)ら12人の判決が23日、鹿児島地裁であった。 谷敏行裁判長は「犯罪の証明がない」として全員に無罪(求刑・懲役6月~1年10月、中山被告らを除く10人に追徴金6万~26万円)を言い渡した。捜査段階でいったん容疑を認めた6人(うち1人は公判中に病死し公訴棄却)の自白調書の信用性が争点とな . . . 本文を読む

ハマータウンの野郎ども

2006-04-22 | 論評(comment)
 反学校の文化の内奥から表層まで一貫している特徴は、「権威=当局」(オーソリティ)に対する、類型的でもあれば個性的でもある抜きがたい敵愾心である。(P.ウイリス)  ウィリスはイギリスの社会学者。その著『ハマータウンの野郎ども』から、いくにんかの生徒たちの本音を。  ジョウイ 教師はおれたちを処分できる。教師はおれたちよりもえらいんだ。やつらにはおれたちよりもでかい組織が控えてる。おれたちのはタ . . . 本文を読む

無力な教育者ほど罰を使う

2006-04-15 | 論評(comment)
 斉藤喜博という教師がいました。1911(明治44年)3月に群馬県佐波郡に生まれ、1930(昭和5年)3月群馬師範学校を卒業。ただちに玉村小学校に教師として赴任しました。19歳のことでした。彼の『教育愛』という著書は1941年6月に出版されています。(時代に留意してほしい)その冒頭に「私の組の教育」というタイトルで、いわば、斉藤さんの教育原理が述べられています。教師生活11年を経過した時点でまとめ . . . 本文を読む

事件の「原因と責任」

2006-02-18 | 論評(comment)
 神戸の中学生の事件で私が一番反発を覚えたのは、心理学者とか、社会学者とか、教育学者とか言われる人たちです。あのような事件があったときに、必ずコメントする人たちがいます。彼らはいろいろと事件の原因について語るわけですが、その場合しばしば親の責任に帰結するような言い方をする。彼らは客観的に「原因」を追求しているのですが、それがいつも「責任」と混同されるような言い方で語ってしまうわけです。(中略)   . . . 本文を読む

ソンキは三本白といって

2005-12-10 | 論評(comment)
 「ふぶきの夜に、子馬は生まれた。」「家の前を、きれいな小川がながれており、その流れの中に馬を立たせて、自分もぬれながら馬を洗ってやっている、ひとりの青年。私のたったひとりの兄、カツトシだ。」▼「このソンキなあ。おれがいなかったら、いまごろは、土になって、リンゴの木の肥料になっているところだったんだ。」▼「どうして、この馬、ソンキなんて、へんな名前ついてるの。」▼ソンキは三本白といって、三本の足首 . . . 本文を読む