衆議院 公認予定候補者 大谷 啓 OKブログ

「国家・国民のため、戦う政治家であり続けたい!」

責任を取らない政治

2012年10月01日 | Weblog
野田第3次改造内閣が発足致しました。党と政府を同じようなメンバーが行ったり来たりしている人事をとらまえ、メリーゴーランド内閣などと揶揄されているようですが、もう他党のことなのであまり厳しく論評は致しません。
小沢代表の仰る通り、誰であってもしっかりと仕事をしてもらいたい、特に私が常々主張している緊急の経済対策には是非早急に手をつけて頂きたいと考えています。
もちろん、できるだけ近いうちに解散して頂かなくてはなりませんが。。。

ただ、一点だけ感想を申し上げるとすれば、相変わらず誰も責任を取らない体質が続いているのが民主党だなぁということです。
実はこのことが一番問題なのではないか、そう思うのです。
今回、代表選後の党内人事、そして内閣改造について、私は、いったい誰がここまでの党分裂の責任を取るのかに注目しておりました。
しかし、党務のトップである輿石幹事長は早々に留任が決定。細野政調会長の就任が決まり、前原さんが責任を取ることになるかと思いきや、結局は国家戦略担当相として入閣。そして、樽床幹事長代行も城島国対委員長も入閣と、党執行部で責任を取らされた者は誰もいないのです。
振り返ってみると、2010年6月に、当時の鳩山総理と、小沢幹事長が、支持率下落と普天間問題の責任を取って辞任して以来、自ら役職を辞めることで責任を示すことが本当になくなってしまいました。
選挙に負けても誰も責任を取らない。
問責が可決しても誰も責任を取らない。
赤字公債法案が通らず、地方財政に迷惑をかけても誰も責任を取らない。
こういう姿が、今の政治への不信が国民の中で大きくなっている一員だと私は思います。

何も責任を取って辞めれば、全てが済むという話ではありませんが、そうすることで、何かが変わる、あるいは何かが変わるきっかけを作ることになるのではないでしょうか?

最近、復興予算の使い方がおかしいと批判されています。
確かにおかしい。。。
政府としてはいろいろ言い訳したくなるのでしょうが、これだけ国民が疑問に思っているのですから、素直に問題があったことを事実として認め、復興担当大臣が責任を取って辞めるのも一つの方法でしょう。
そうすれば、これからの復興予算の使い方を変えられるかもしれません。

オスプレイの普天間配備については、官房長官や防衛大臣が繰り返し「地元の理解を得るため努力を尽くす。」と言い続けたのに、身勝手な安全宣言後、沖縄の理解を得るための努力は全くせずに、米国の目論み通り、強行に配備がなされました。
だとすれば、防衛大臣は、素直に自分の非を認め、責任をとって辞めるべきなのです。
そうすれば、米国との新たな交渉を始められるかもしれないし、沖縄への説明の努力がこれから始められるかもしれない訳です。

こういう責任を取り方が全くできない民主党政権。
与党議員の一人一人が権力の地位に恋々としてしまっているようでは、何も変えられないし、国民の政治不信は高まるばかり。
皆さんもそのように思われませんか?