週に一度、短時間しか開いていないロールケーキの店で、最後の１個が

２０１８年３月１５日

木曜日の昼間の少しの時間だけしか開いていないロールケーキの店があるからタイミングが合えば買ってきて欲しい。おばさんにこう頼まれていました。知人の奥さんがやっているとのことです。

場所は時々通る道から数十メートル入った辺りです。その道を通ったときに店を探しました。それらしい店は見つかりません。普通の家みたいな建物だと聞いていたのですが、看板も見つけられないのです。

先日街に用があって、自転車で出かけました。ちょうど木曜日だったので買ってくることにしました。１２時からの営業で１４時頃までは空いているようだと聞きました。

３箇所で用を済ませて店の近くへ。時々通る道から見てみると年配の女性が３人ほど道路に立っているのが見えました。１１時４０分です。まだ２０分もあります。すぐ近くの自転車屋にも行きたかったので先に行きました。まさかまだ売り切れることはないだろうと思いながらも、自転車屋は早めに切り上げてロールケーキの店へ。

角を曲がると先に見た場所に立っている人が２人に減っています。１１時５０分、まだ営業前のはずだがと思いながら店の前に行くと店の中には５人が並んで立っていて、奥さんと思われる女性がケーキを箱に入れています。

一人が店から出ると、外に居た女性が一人中に入ります。同じようにまた一人出てくると次の男性が入ります。そしておじさんが中に。

ロールケーキの種類は８つくらいなので、一つずつ４種類買ってきて。プレーンは必須であとはお任せというリクエストです。ショーケースの中は２段で、６０個も並ばないくらいでしょうか。



注文を聞いているとイチゴは２種類、抹茶もあん入りと普通のものがあるようです。その日は下の段の左端がプレーンのようです。どの人もプレーンは買っています。

他の種類を何にするか考えながら待っていると、おじさんの前にはあと２人になりました。プレーンはあと３つだけです。２人がプレーンを一つずつならおじさんにも回ってきます。

１人は一つだけでした。「よし、これなら」と思っていると、おじさんの前の人が「プレーンを２つ」と言ったのです。諦めて他の種類を考えました。

やっとおじさんの番です。「プレーンは売り切れですね。」念のために聞いてみました。すると「冷蔵庫に２つだけあります。」と言うのです。おじさんの後ろの人も喜んでいたようです。

「読みが甘かった? 行列３連チャン」＜２００６年６月２８日＞を思い出しながら気分良く帰りました。


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