2017年4月30日
前回の「火災警報器のテストをしていますか」で火災警報器を6箇所につけていること、その内の4箇所は自分で取り付けたことを書きました。
その理由は完成時には2箇所にしか付いていなかったからです。当たり前すぎてわざわざ理由とか言う必要のないことですね。書きたいのはどうして4箇所に追加したかです。
一般の住宅で火災警報器の設置が義務づけられているのは寝室です。2階建ての場合には階段にも必要です。街中で見かける家はほとんどが2階建てなので、寝室と階段の最低2箇所には必要です。言い換えれば2箇所につければ良いとも考えられます。
それを6箇所にしたのには見積書が関係したのです。この「家を建てるなら」の2回目で「『生協の家』との出会い」として書きましたが、ハウスメーカーなどではなく「生協の家」のシステムで建てました。後で良かったと思ったのは見積書がきちんとしていたことです。
他の見積書は知りませんが、例えば窓にしても「金属製建具工事一式 ○○円」というような大雑把な記載しかないものもあるようです。でも、おじさんが手にした見積書は細かく書かれています。
先ほどの「金属製建具工事」であればその中に「アルミサッシ工事」の項目があり、そこでは一つ一つの窓についてのサイズと商品名が記載され、サッシと網戸に分けて金額が書かれています。とてもわかりやすかったので見積書はよく見ていて、何度か間違いも見つけました。
実際に住みだしてから火災警報器がどんなタイプなのかが気になって見積書で調べました。けむり感知式が5個と熱感知式1個の計6個と書かれているのに気がついたのです。でも実際には2箇所にしか付いていません。設計図も2箇所にしかありません。
設計士に連絡するとすぐに工務店に確認してくれて、見積書が間違っていることを認めてもらいました。当然4個分の金額は返してもらうことになったのです。
それで返してもらったお金で同じ4個を買うことにしてどんな機種が良いか調べました。例えば2階で寝ているときに1階で火災が起こった場合、煙が流れてくるまで2階の警報器は鳴りません。連動式だと1階の警報器が感知すると、少しだけ遅れて2階の警報器も鳴り出します。もしもの場合に少しでも早く気がつくように、返してもらった額よりは高くなるけれど連動式を取り付けました。
火災警報器の性能までは気にしていなかったのに、工務店が間違った見積もりをしたために、結果としては納得のいく警報器を充分な個数取り付けることができました。
これも見積書が細かく書かれていたからです。「生協の家」のシステムに感謝です。
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