今日も いいこと ありますように!

気ままな読書。
時には散歩、小さな旅。
 主なテーマは『公園 道 花 寺 神社』です。

「幾世の橋」新潮文庫さ22-5 澤田ふじ子

2012年09月28日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
「幾世の橋」新潮文庫さ22-5 澤田ふじ子

まだまだ、先は長そうです(かなり分厚いのでちょっとかかりそうです)。
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時代小説です。話の舞台は京都です。
作者は愛知県生まれですが、西陣織工の(数年?、ちょっとだけ)経験があるようです。

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主人公は10歳の男の子。
手に職を付けたいと思っていた。
この少年が庭師に成長する姿をかいた小説のようです。

主人公は庭師になるようですが、どんな庭師なのか?

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主人公「重松」、さて、どんな人生なのかな?

両親がなくなり、近所の方が育ててくれるのですが、
どんな人生になるのでしょう。



無事、弟子入り。
師匠がいろいろ問題を起こす人らしく、評判が悪い。

この師匠、庭をいろいろ見て、また古い絵図を見て庭の変遷も頭の中に叩き込んであります。

なかなかの師匠。でも、お屋敷によっては「出入り禁止」、(店に)仕事がきても、留守番。

主人公は、そんな師匠と庭の手入れをしています。

 ★

今日も少し続きを読みます。
個性的な師匠です。庭をじっと見つめる師匠です。
(主人公)どんな庭師になるのか、興味があります。

「とむらい組見参 雷神の剣」富樫倫太郎 徳間文庫

2012年09月24日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
「とむらい組見参 雷神の剣」富樫倫太郎 徳間文庫
と22-5  ISBN978-4-19-892853-7

実に痛快な剣豪の世界。柔術家も登場。

といっても、物語は、悪人を懲らしめる話。

江戸の町に、人殺しを平気でする4人組がいます。

町人たちは、
刀を振り回す4人組の悪事をとめることができません。
悪人が旗本なので、町方(奉行所)は手が出せません。

そんな悪人(4人組)を退治する話です。

退治するだけなら目潰しを投げたり、鉄砲や、弓矢を使えばいいのですが、「飛び道具は卑怯」という前提(?)があるので、刀で勝負。実に痛快なお話です。

「父子十手捕物日記 門出の陽射し」鈴木栄治 徳間文庫

2012年09月24日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
「父子十手捕物日記 門出の陽射し」鈴木栄治 徳間文庫
ISBN978-4-19-892963-3

父親(丈右衛門)は引退。
屋敷を出て(息子の祝言の3日前に深川に転居)、
人捜し、探索の仕事を始めた。

息子(文之介)は、お春さんと新婚生活。

しかし、父親も『新婚』らしい。
おくさん(お知佳)は娘(お勢)を背中に負ぶっている。
小説の中に、
「血はつながっていない」「連れ子」という言葉が出てくるから、
再婚らしい。

さて、この二人、剣豪というわけではない。
奉行所の有能な捜査官である(父は退職。息子が後を継いだ)。

この二人が事件を追い、犯人を逮捕する。

この二組の夫婦の周りに、愉快な人たちがたくさん出てくる。
下町人情話である。

美味しいかまぼこ。美味しい豆腐。
食べ物の話もたのしい。おいしいうどん屋も出てくる。

江戸の下町のたのしい物語。
探偵モノ(捕物)だけど、とても明るく楽しい話です。


「(おうまがとき の ぞく)逢魔時の賊 八丁堀剣客同心」鳥羽亮(角川ハルキ事務所)」

2012年09月06日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。

「(おうまがとき の ぞく)逢魔時の賊」
「逢魔時の賊 八丁堀剣客同心」鳥羽亮(角川ハルキ事務所)ISBN978-4-7584-3296-2
時代小説文庫 と4-11

「剣客」なので凄い「秘剣」(誰もかわせない剣法)を期待したのですが、
話のメインは推理モノ。

連続殺人事件。これには「裏」がある。
隠密同心が探索を開始。

関係者(被害者、加害者)がすねに傷を持つ者ばかり。

連続殺人事件を追っていくうちに、昔の強盗事件にぶつかり、
そこから、推理、探索、逮捕、拷問(この拷問が現代の推理物と違いますね)…。

この後は、読んでのお楽しみです。
各自で楽しんでください。