今日も いいこと ありますように!

気ままな読書。
時には散歩、小さな旅。
 主なテーマは『公園 道 花 寺 神社』です。

「山陰殺人事件」津村秀介(青樹社文庫)

2012年12月30日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
「山陰殺人事件」津村秀介(青樹社文庫)

横浜周辺で女性が次々と襲われます。
未遂事件、殺人事件が4件続きました。
ルポライターの浦上伸介さんが取材を始めます。

が、取材が途中なのですが、
関西の暴力団の事件を追うように指示が来ました。

暴力団が麻薬を扱って、巨大な利益を上げていたようですが、
ある組員が、8000万円を持ち逃げしたのです。

そこで、暴力団としては、逃げた仲間たちを捕まえ、
次々と「リンチ殺人」事件を起こします。
「金を返さないとお前も切り刻んで殺すぞ」
「まねをするやつは許さんぞ」という脅しのようです。

この脅しが効いたようです。
8000万円を持ち逃げした男は、
捕まらない方法はないかと考えたのです。

ここから先は、書いてしまうと面白さが減るかも・・・。

「天竜峡殺人事件」津村秀介(青樹社文庫)つ1-04

2012年12月30日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。


お年寄りを騙し、お金を巻き上げる犯罪。
今もありますが、この小説も、そうした犯罪を取り上げています。
ちょっと書きすぎの気もしますが、お許しください。


「天竜峡殺人事件」津村秀介(青樹社文庫)つ1-04
1987年時刻表を使用。

読みました。
鉄道を使ったアリバイ工作を解明する「推理小説」です。


容疑者は、完全犯罪になるように、巧妙に「アリバイ」を用意します。

はじめに細工したのは「自然死」。
被害者を「のみすぎて呼吸困難で死亡した酔っ払い」に仕立て上げます。

しかし、これは、ちょっとした「不注意」「注意不足」で見破られます。

疑われたときのために、アリバイ工作も準備していました。

まずは家族の証言。
近くの方の証言。
それが「怪しい?」となったら、歩いて5分ほどのお宅の家族の証言を出してきました。

いろいろ用意してありました。
犯行現場と、アリバイのため帰省(法事)した家はかなり離れているので、移動手段が限られます。

探偵役のルポライターはいろいろ検討します。
ルートがいくつか見つかりました。

今なら、PCでルート検索・乗り換え検索をすれば、すぐ答えが出てしまうので、鉄道の時刻表の部分はあまり深く考えずに読みました。

やはり興味があるのは、「犯罪の動機」です。
これは「社会現象」「巧妙な犯罪の手口」をテーマにした小説です。

西村京太郎「韓国新幹線を追え」光文社文庫

2012年12月24日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
西村京太郎「韓国新幹線を追え」光文社文庫

韓国の新幹線が「ハイジャック」にあいました(のっとられました)。
日本からの要人が、暗殺の標的です。

要人の暗殺が目的か?
列車を爆破するのか?

十津川さん、亀井さんは要人を守れるのか。




「岩稜の記憶」梓林太郎

2012年12月18日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
「修羅の高峰」梓林太郎(ケイブンシャ文庫)

3作品あります。そのうちの一番目です。
①「岩稜の記憶」
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■あらすじ■楽しみどころ■
結婚式の朝、新婦の父親が行方不明になり、
ダム湖で水死体となって発見された。

しらべると自分で乗用車を運転して外出した。
  *誰に呼び出されたのか*
  *結婚式より大事なこと? この辺が鍵。

なぜこれが「本格山岳ミステリー」なのか。
   それは、
   犯罪の大本は「里」にあるのだけれど、
   3年前に「山」で事件があったからです。

『本格山岳ミステリー』と書いてありますが、
山はほんの少ししか出てきません。

犯罪の大本は最後までわかりません。

「秘伝の声」(上)(下)(池波正太郎)新潮文庫

2012年12月17日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。

「秘伝の声」(上)(下)(池波正太郎)新潮文庫
これは「秘伝」とあるので分かりやすいですね。

剣術の「秘伝書」のこと。
小説で、師匠が大切にしている「秘伝書」を
弟子が盗み出す。

よくある筋です。
当然、秘伝書の中身は・・・・。定番ですね。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4101156573/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
↑ここに、表紙の絵がありました。