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杜子春・南京の基督 (角川文庫)

2013年06月03日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。
芥川龍之介著。
杜子春・南京の基督 (角川文庫)

大正九年の三月から十月にかけて書かれた小説十一編と、他に小品、随筆。
「秋」
「黒衣聖母(こくいせいぼ)」
「或敵打(あるかたきうち)の話」
「女」
「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」
「老いたる素戔嗚尊」
「南京の基督」
「杜子春」
「捨児」
「影」
「お律と子等と」
「沼」
「寒山拾得」
「東洋の秋」
等を収録。

のんびり読んでいます。
「秋」
姉と妹が同じ男性を好きになってしまった。姉は、大阪の男性と結婚。
姉は妹の幸せを願う。
姉妹の心の動きがいろいろ描かれる。本当に、こんなこと、あるのかな?

「黒衣聖母」
信仰の問題なので、いろいろ考えながら読みました。

「或敵打(あるかたきうち)の話」
敵討ち。長引くうちに、討つほうが死んだり、打たれるほうが死んでしまったり、
江戸時代は探すのが大変。逃げるほうも、いつ殺されるか不安。
そうした、追うもの、追われるものの心持が描かれていました。
剣術の試合で負けて、恨みを晴らそうと闇討ち、しかし、人違い。
脱藩して諸国を逃げ回ります。
討たれた男の息子と、剣術の試合の勝者が、敵討ちに出ます。

「捨児」
育ての親が一生懸命子育て。
育ての親を「親」以上に親と思う子ども。

「東洋の秋」
 「寒山拾得をまだ生きている」という言葉が気になります。
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のんびり 読んでいます。 

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-06-03 16:35:28
「東洋の秋」訂正
(誤り) 「寒山拾得『を』まだ生きている」という言葉が気になります。

(訂正) 「寒山拾得『は』まだ生きている」という言葉が気になります。
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