芥川龍之介著。
杜子春・南京の基督 (角川文庫)
大正九年の三月から十月にかけて書かれた小説十一編と、他に小品、随筆。
「秋」
「黒衣聖母(こくいせいぼ)」
「或敵打(あるかたきうち)の話」
「女」
「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」
「老いたる素戔嗚尊」
「南京の基督」
「杜子春」
「捨児」
「影」
「お律と子等と」
「沼」
「寒山拾得」
「東洋の秋」
等を収録。
■
のんびり読んでいます。
「秋」
姉と妹が同じ男性を好きになってしまった。姉は、大阪の男性と結婚。
姉は妹の幸せを願う。
姉妹の心の動きがいろいろ描かれる。本当に、こんなこと、あるのかな?
■
「黒衣聖母」
信仰の問題なので、いろいろ考えながら読みました。
■
「或敵打(あるかたきうち)の話」
敵討ち。長引くうちに、討つほうが死んだり、打たれるほうが死んでしまったり、
江戸時代は探すのが大変。逃げるほうも、いつ殺されるか不安。
そうした、追うもの、追われるものの心持が描かれていました。
剣術の試合で負けて、恨みを晴らそうと闇討ち、しかし、人違い。
脱藩して諸国を逃げ回ります。
討たれた男の息子と、剣術の試合の勝者が、敵討ちに出ます。
■
「捨児」
育ての親が一生懸命子育て。
育ての親を「親」以上に親と思う子ども。
■
「東洋の秋」
「寒山拾得をまだ生きている」という言葉が気になります。
--------------
のんびり 読んでいます。
杜子春・南京の基督 (角川文庫)
大正九年の三月から十月にかけて書かれた小説十一編と、他に小品、随筆。
「秋」
「黒衣聖母(こくいせいぼ)」
「或敵打(あるかたきうち)の話」
「女」
「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」
「老いたる素戔嗚尊」
「南京の基督」
「杜子春」
「捨児」
「影」
「お律と子等と」
「沼」
「寒山拾得」
「東洋の秋」
等を収録。
■
のんびり読んでいます。
「秋」
姉と妹が同じ男性を好きになってしまった。姉は、大阪の男性と結婚。
姉は妹の幸せを願う。
姉妹の心の動きがいろいろ描かれる。本当に、こんなこと、あるのかな?
■
「黒衣聖母」
信仰の問題なので、いろいろ考えながら読みました。
■
「或敵打(あるかたきうち)の話」
敵討ち。長引くうちに、討つほうが死んだり、打たれるほうが死んでしまったり、
江戸時代は探すのが大変。逃げるほうも、いつ殺されるか不安。
そうした、追うもの、追われるものの心持が描かれていました。
剣術の試合で負けて、恨みを晴らそうと闇討ち、しかし、人違い。
脱藩して諸国を逃げ回ります。
討たれた男の息子と、剣術の試合の勝者が、敵討ちに出ます。
■
「捨児」
育ての親が一生懸命子育て。
育ての親を「親」以上に親と思う子ども。
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「東洋の秋」
「寒山拾得をまだ生きている」という言葉が気になります。
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のんびり 読んでいます。
(誤り) 「寒山拾得『を』まだ生きている」という言葉が気になります。
(訂正) 「寒山拾得『は』まだ生きている」という言葉が気になります。