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「赤い指」

2013年01月10日 | きままな読書。思いつきの読書感想文。

「赤い指」

殺人事件ですが、「赤い指」の『赤』は口紅です。

家族がテーマの小説です。

登場人物(家族)は二組。
ひと組は「犯罪者」側の家族。
もう一組は警察官の家族。

将棋好きの父親が入院。死期が迫っています。捜査担当者の父親です。
枕元に将棋板が置かれています。これが最後の最後まで、大事な設定です。

事件発生。少女の遺体が公園で発見されます。
遺体移動の手段も見当がつき、
死体遺棄の容疑者はすぐ分かります。

推理ものという感じではありません。

犯人が逮捕されるまでの、捜査の進め方に
警察官の人柄がでます。

犯人の家族は「暗い」家族ですが、
ちゃんと「救い」もあります。
優しいお嬢さんが登場して、暗い中にも、光があります。

入院していた、(捜査官の)父親が死亡して、小説は終わります。
家族の歴史、生き方、が明らかになります。

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