はや3月が来てしまいました。
今年は頼まれているところにまだ罠を掛けているのですが、見回りに行くと15秒に一度はくしゃみをしています。
イノシシのみ3月15日までの猟期ですが、そのほかの猟は2月15日で終了しました。
今期は1月から鳥猟を始めましたが、ヒヨドリ以外にも狙った獲物があります。
キジバト、カモです。
遠くはシベリアから飛来してくるカモを撃つのは忍びないのですが、やはり憧れの肉をあきらめることはできず、カモもターゲットにしていました。
今回初の鳥猟デビューでしたが、罠猟を始めた時と同じように今まで気が付かなかった様々なものを見ること、知ることができて大変新鮮でした。
罠猟の時はすぐ近くにいるのに見えない存在だった生き物たちが見えるようになり、大変感動しましたが、今度は鳥たちに関してもそのことがあてはまりました。目を向ければそこにあるのに、気が付かないことのなんと多いことかと毎回思い知らされます。
キジバトはででっぽうぽうというのんきな鳴き声とは裏腹に非常に警戒心が強くて俊敏な鳥だということを思い知らされました。
鳥猟を始める前は、ハトくらいしか撃てないかも…なんて思っていましたが、ハトを撃つことの何と難しいことか!
散弾銃ならいざ知らず、空気銃は獲物に忍び寄り、スナイパーのように1発の弾で狙い撃ちしないといけません。
まずは保護色のキジバトを見つけるのも大変だし、見つけたとしてもすぐに気が付いて飛び立つハトは、一度飛び立つと安全が確認できるまで二度と戻ってきません。貪欲なヒヨドリはすぐにえさ場に戻ってくるのですが、ハトはなんの未練もなくすぐに別のえさ場へと飛んでいきます。
それに、ハトが身を隠すことのなんと上手なことか。
近くの竹やぶや林の中にすっと吸い込まれるように消えてしまうと見つけ出すのが大変困難です。
そして飛行スピードも速く、竹林の中を戦闘機のようにかわしながら飛び去っていく様子はまるで忍者のようです。
その上矢にも強く、自信を持って撃ったにもかかわらず飛び去ってしまい半矢にしてしまった個体もいくつかありました。
こうした体験からキジバトのイメージはガラッと変わりました。
キジバト=妖艶な魔術師 これが今の私のイメージです。(笑)
ヒヨドリ猟と並行して、キジバトを幾度となく狙っていたのでしたがほとんどチャンスがありませんでした。
1月2月は見回りを終えた後、そのまま鳥猟にシフトして一日中ヒヨドリやハトを追いまわしていましたが、雨の日はカモ猟のチャンスでした。
香川は溜め池が多いので有名ですが、カモはその溜め池に飛来します。
香川でのカモ猟は溜め池をぐるぐると回って行います。
池の堤をこっそりと登って、カモが居れば狙い撃ちですが、いなければ次の池へというふうに少々面倒くさいものでもあります。
ただ、雨が降って朝方に霧が降りているような時は狙い目で、カモは午前中ずっと池にとどまっていることが多いそうです。
今期は何度かそう日があったために、飛び起きてカモ猟に出かけたものでした。
まずは近くの池を回りましたが、意外とたくさんのカモが居るのに驚きました。
普通に生活していたら、わざわざ溜め池にカモを見に行くことなんてしません。
しかし、ちょっと見に行くと近所の池にもいるし、少し離れた池には何十羽もの大群が休んでいるではありませんか。
しかも、初めて見る種類のカモばかりです。
もちろん毎年飛来していたのでしょうけれど、意識して確認したのは初めてだったので、ここにこんなにたくさんの種類のカモが来ていて、こんな風に生活しているんだということに大変感動しました。
確認できたのは キンクロハジロ、ハシビロガモ、マガモ、ヒドリガモ、コガモです。
最初だけは師匠についてきてもらってカモ猟の手ほどきを受けました。
その時は撃っても全然当たらず、逃げられるばかりでした。
しかし、大体のハウツーが呑みこめたので、次からは単独猟です。
この日から鳥猟師の目になって周りを見るようになりました。
つづく
今年は頼まれているところにまだ罠を掛けているのですが、見回りに行くと15秒に一度はくしゃみをしています。
イノシシのみ3月15日までの猟期ですが、そのほかの猟は2月15日で終了しました。
今期は1月から鳥猟を始めましたが、ヒヨドリ以外にも狙った獲物があります。
キジバト、カモです。
遠くはシベリアから飛来してくるカモを撃つのは忍びないのですが、やはり憧れの肉をあきらめることはできず、カモもターゲットにしていました。
今回初の鳥猟デビューでしたが、罠猟を始めた時と同じように今まで気が付かなかった様々なものを見ること、知ることができて大変新鮮でした。
罠猟の時はすぐ近くにいるのに見えない存在だった生き物たちが見えるようになり、大変感動しましたが、今度は鳥たちに関してもそのことがあてはまりました。目を向ければそこにあるのに、気が付かないことのなんと多いことかと毎回思い知らされます。
キジバトはででっぽうぽうというのんきな鳴き声とは裏腹に非常に警戒心が強くて俊敏な鳥だということを思い知らされました。
鳥猟を始める前は、ハトくらいしか撃てないかも…なんて思っていましたが、ハトを撃つことの何と難しいことか!
散弾銃ならいざ知らず、空気銃は獲物に忍び寄り、スナイパーのように1発の弾で狙い撃ちしないといけません。
まずは保護色のキジバトを見つけるのも大変だし、見つけたとしてもすぐに気が付いて飛び立つハトは、一度飛び立つと安全が確認できるまで二度と戻ってきません。貪欲なヒヨドリはすぐにえさ場に戻ってくるのですが、ハトはなんの未練もなくすぐに別のえさ場へと飛んでいきます。
それに、ハトが身を隠すことのなんと上手なことか。
近くの竹やぶや林の中にすっと吸い込まれるように消えてしまうと見つけ出すのが大変困難です。
そして飛行スピードも速く、竹林の中を戦闘機のようにかわしながら飛び去っていく様子はまるで忍者のようです。
その上矢にも強く、自信を持って撃ったにもかかわらず飛び去ってしまい半矢にしてしまった個体もいくつかありました。
こうした体験からキジバトのイメージはガラッと変わりました。
キジバト=妖艶な魔術師 これが今の私のイメージです。(笑)
ヒヨドリ猟と並行して、キジバトを幾度となく狙っていたのでしたがほとんどチャンスがありませんでした。
1月2月は見回りを終えた後、そのまま鳥猟にシフトして一日中ヒヨドリやハトを追いまわしていましたが、雨の日はカモ猟のチャンスでした。
香川は溜め池が多いので有名ですが、カモはその溜め池に飛来します。
香川でのカモ猟は溜め池をぐるぐると回って行います。
池の堤をこっそりと登って、カモが居れば狙い撃ちですが、いなければ次の池へというふうに少々面倒くさいものでもあります。
ただ、雨が降って朝方に霧が降りているような時は狙い目で、カモは午前中ずっと池にとどまっていることが多いそうです。
今期は何度かそう日があったために、飛び起きてカモ猟に出かけたものでした。
まずは近くの池を回りましたが、意外とたくさんのカモが居るのに驚きました。
普通に生活していたら、わざわざ溜め池にカモを見に行くことなんてしません。
しかし、ちょっと見に行くと近所の池にもいるし、少し離れた池には何十羽もの大群が休んでいるではありませんか。
しかも、初めて見る種類のカモばかりです。
もちろん毎年飛来していたのでしょうけれど、意識して確認したのは初めてだったので、ここにこんなにたくさんの種類のカモが来ていて、こんな風に生活しているんだということに大変感動しました。
確認できたのは キンクロハジロ、ハシビロガモ、マガモ、ヒドリガモ、コガモです。
最初だけは師匠についてきてもらってカモ猟の手ほどきを受けました。
その時は撃っても全然当たらず、逃げられるばかりでした。
しかし、大体のハウツーが呑みこめたので、次からは単独猟です。
この日から鳥猟師の目になって周りを見るようになりました。
つづく
衝撃的でした。なにが衝撃的かって、あんなに私を癒してくれていたヒヨドリが、もう焼き鳥にしか見えなくなってしまった事。
鳥猟師の目とは、皿の様な目かの~?
鳥猟師の目とは、運転中もつねにため池やカモやその他の鳥類の動向を探ってしまう目のことです。(←危険運転)
たしかに皿のようになってるかも。
想像してしまった・・・。
やって参りました。。
楽しく読ませてもらってます。
「ヒヨドリ」「イノシシ」ファンです!
宜しくお願いしま〜す。
へなちょこ猟師ですが、どうぞ楽しんでいってください。
よろしくお願いします。