2月15日で猟期は終了、県内では特別に延長されているイノシシ以外の狩猟はすべて終了しています。
こちらに帰ってきてから私が狩猟者登録したのは罠猟だけでありません、へなちょこですが空気銃の登録も行っていました。
そのわりに鳥猟ネタがありませんでしたが、これは溜めに溜めておいた…のではなく、なんとなく後回しにしていたからに他なりません。(←たんなるサボり)
というわけで、そろそろ鳥猟のお話でもしましょうか…。
日々イノシシの罠の見回りと同時進行で、目を皿のようにして鳥を探すのは骨の折れる仕事でした。
たいしたこともしてないのに帰る頃にはなんだかすごい疲労感です。
しかし今期は1月15日からスタートしたので、鳥撃ちの期間は1カ月しかありません。
出かけるたびに虎視眈々とチャンスをうかがっていました。
しかし、昨年からの鳥猟パートナー、レインストーム(空気銃の品名)は最初はサイト合わせもせずに使っていたので当たるはずもありません。見かけたキジバトなどに射かけるもしばらくはボウズばかり。
最初のころはちょっと投げやりな気持ちで猟をしていましたが、とりあえずサイト合わせするまでは当たらないの覚悟で撃っておりました。(←ひどい駄目猟師)
そんなときにとあるため池で見かけたキンクロハジロ。
実はキンクロハジロはおいしいらしいというまことしやかな噂を聞いていたので、今年はぜひキンクロを食べてみたいと熱望していたのでした。
スコープをのぞいてしっかりと狙いをつけます。
なんだか今日は当たりそうな気がしてきました。
引き金をひいて…
ハズレ!!
すぐさま別のキンクロに狙いをつけて引き金を引きます。
…当たった!!
何のまぐれか女神の気まぐれか、なんと今期初めての獲物に弾が当たりました!
や、やった…。
緊張でワタワタとしましたが、とりあえず回収用の釣竿を手に取り、キンクロめがけて竿を振ります。
ぷかぷかと浮かぶキンクロハジロめがけて思いっきり・・・!
ポチャッ!!
針はキンクロよりかなり手前に落ちます。
ポチャッ!!
あさっての方向へ…
ポチャッ!!
すごい勢いで手前の藪に…
昨年はもっと飛んだはずなのになぜ!?
あせって糸は絡まるわ、ムキーっとなるわで大変な心持ちでしたが、そうこうするうちにキンクロは風に流されて対岸の藪のほうへ…。
(あとで投げ釣り用の竿でなかったことが判明、とほほ…)
この池の幅は少し広めで、しかも奥は葦が茂っていて船でもない限りは回収が不可能になります。
風に流されるキンクロを祈るような気持ちで見つめながら対岸へ移動しました。
仰向けで白い腹を見せたキンクロは、葦原へ入る前に対岸側に流されましたが、ラッキーと思う間もなく岸から張り出して水面に枝を垂れた巨木の枝先に引っかかってしまいました。
キンクロが停滞している水面までは岸から10メートルほどあります。
巨木にしがみつき、腕が震えるほど竿をのばしてみましたが、届きません。
おまけに竿先の針がほかの木の枝に絡まり、糸を切る始末。
竿はもう使えません。
近くの竹やぶで細い竹を切り、水面の枝に伸ばすと何とか届きました!
しかし、キンクロのところまでは届きません…。
枝をゆさゆさと揺らすとキンクロはぷか~っと流れて少し沖合に出ますが、すぐに風に戻されて元の位置に戻ってきます。
くぅぅ~!
せっかくの命をここに捨て置くわけにはいかんのじゃ~!!
30分以上格闘しましたが、キンクロを手に入れるためには入水するかボートに乗るか犬に取ってきてもらうかしかないという結論に達しました。
しかし、入水したらかなりの確率でやばいことになりそうです。
不法投棄のごみが散乱している濁った水に入っていく勇気はありませんでした。
困った時の師匠頼み。
オ「かくかくしかじかでボートかして!」
師「ボート無いよ」
くぅ~、ボートも無理か。
こうなったら九州に優秀な犬がいるらしいから借りに行くか?!
いやいや、それでは今日の話にならないぞ。(←冗談です)
そんなこんなでその日は泣く泣く帰路につきました。
師「明日になったらなんかに食われて無くなっとるぞー」
しかし、頭は残してきたキンクロのことだらけ。
その日の夜は風がゴーゴーと吹いて、雨が家に打ちつけるほど荒れました。
布団のなかではキンクロのことばかり考えて寝付けない夜を過ごしました。
翌日は雨も上がり、
「キンクロ回収のためなら、あの巨木の枝もぶったぎってやるぞ!オー!」
という意気込み満々でため池に向かいました。
キンクロキンクロ、今日こそは回収するぞ!
ドキドキしながら現場に向かい目にしたものは…
何にもいない静かな水面でした。
キンクロハジロは影も形もありません。
近くに流されたのかと探してみましたがどこにも見当たりません。
ポカンと開いた穴のようにちょっと悲しくなりました。
キンクロはほかの動物に食べられて、自然に帰って行くのでしょうが
私が奪った命なら最後まで私が責任を持ちたかった…。
今度からは絶対回収できるところで撃とう。
そう心に誓ったのでした。
キンクロちゃん、ごめんね…。
それと、ちょっとボートがほしくなりました。
フロートボートってなんか良さそうですが、どうですかね…?
こちらに帰ってきてから私が狩猟者登録したのは罠猟だけでありません、へなちょこですが空気銃の登録も行っていました。
そのわりに鳥猟ネタがありませんでしたが、これは溜めに溜めておいた…のではなく、なんとなく後回しにしていたからに他なりません。(←たんなるサボり)
というわけで、そろそろ鳥猟のお話でもしましょうか…。
日々イノシシの罠の見回りと同時進行で、目を皿のようにして鳥を探すのは骨の折れる仕事でした。
たいしたこともしてないのに帰る頃にはなんだかすごい疲労感です。
しかし今期は1月15日からスタートしたので、鳥撃ちの期間は1カ月しかありません。
出かけるたびに虎視眈々とチャンスをうかがっていました。
しかし、昨年からの鳥猟パートナー、レインストーム(空気銃の品名)は最初はサイト合わせもせずに使っていたので当たるはずもありません。見かけたキジバトなどに射かけるもしばらくはボウズばかり。
最初のころはちょっと投げやりな気持ちで猟をしていましたが、とりあえずサイト合わせするまでは当たらないの覚悟で撃っておりました。(←ひどい駄目猟師)
そんなときにとあるため池で見かけたキンクロハジロ。
実はキンクロハジロはおいしいらしいというまことしやかな噂を聞いていたので、今年はぜひキンクロを食べてみたいと熱望していたのでした。
スコープをのぞいてしっかりと狙いをつけます。
なんだか今日は当たりそうな気がしてきました。
引き金をひいて…
ハズレ!!
すぐさま別のキンクロに狙いをつけて引き金を引きます。
…当たった!!
何のまぐれか女神の気まぐれか、なんと今期初めての獲物に弾が当たりました!
や、やった…。
緊張でワタワタとしましたが、とりあえず回収用の釣竿を手に取り、キンクロめがけて竿を振ります。
ぷかぷかと浮かぶキンクロハジロめがけて思いっきり・・・!
ポチャッ!!
針はキンクロよりかなり手前に落ちます。
ポチャッ!!
あさっての方向へ…
ポチャッ!!
すごい勢いで手前の藪に…
昨年はもっと飛んだはずなのになぜ!?
あせって糸は絡まるわ、ムキーっとなるわで大変な心持ちでしたが、そうこうするうちにキンクロは風に流されて対岸の藪のほうへ…。
(あとで投げ釣り用の竿でなかったことが判明、とほほ…)
この池の幅は少し広めで、しかも奥は葦が茂っていて船でもない限りは回収が不可能になります。
風に流されるキンクロを祈るような気持ちで見つめながら対岸へ移動しました。
仰向けで白い腹を見せたキンクロは、葦原へ入る前に対岸側に流されましたが、ラッキーと思う間もなく岸から張り出して水面に枝を垂れた巨木の枝先に引っかかってしまいました。
キンクロが停滞している水面までは岸から10メートルほどあります。
巨木にしがみつき、腕が震えるほど竿をのばしてみましたが、届きません。
おまけに竿先の針がほかの木の枝に絡まり、糸を切る始末。
竿はもう使えません。
近くの竹やぶで細い竹を切り、水面の枝に伸ばすと何とか届きました!
しかし、キンクロのところまでは届きません…。
枝をゆさゆさと揺らすとキンクロはぷか~っと流れて少し沖合に出ますが、すぐに風に戻されて元の位置に戻ってきます。
くぅぅ~!
せっかくの命をここに捨て置くわけにはいかんのじゃ~!!
30分以上格闘しましたが、キンクロを手に入れるためには入水するかボートに乗るか犬に取ってきてもらうかしかないという結論に達しました。
しかし、入水したらかなりの確率でやばいことになりそうです。
不法投棄のごみが散乱している濁った水に入っていく勇気はありませんでした。
困った時の師匠頼み。
オ「かくかくしかじかでボートかして!」
師「ボート無いよ」
くぅ~、ボートも無理か。
こうなったら九州に優秀な犬がいるらしいから借りに行くか?!
いやいや、それでは今日の話にならないぞ。(←冗談です)
そんなこんなでその日は泣く泣く帰路につきました。
師「明日になったらなんかに食われて無くなっとるぞー」
しかし、頭は残してきたキンクロのことだらけ。
その日の夜は風がゴーゴーと吹いて、雨が家に打ちつけるほど荒れました。
布団のなかではキンクロのことばかり考えて寝付けない夜を過ごしました。
翌日は雨も上がり、
「キンクロ回収のためなら、あの巨木の枝もぶったぎってやるぞ!オー!」
という意気込み満々でため池に向かいました。
キンクロキンクロ、今日こそは回収するぞ!
ドキドキしながら現場に向かい目にしたものは…
何にもいない静かな水面でした。
キンクロハジロは影も形もありません。
近くに流されたのかと探してみましたがどこにも見当たりません。
ポカンと開いた穴のようにちょっと悲しくなりました。
キンクロはほかの動物に食べられて、自然に帰って行くのでしょうが
私が奪った命なら最後まで私が責任を持ちたかった…。
今度からは絶対回収できるところで撃とう。
そう心に誓ったのでした。
キンクロちゃん、ごめんね…。
それと、ちょっとボートがほしくなりました。
フロートボートってなんか良さそうですが、どうですかね…?
こんな時のためにあれば便利なゴムカヤックをお忘れですか。
言ってくれればオイラが駆けつけても良かったんだけども何分毛が短いし寒いの嫌いだから水に入るなんてまっぴらごめんだけど、ゴムカヤック1号なら文句わ言わずに溜池だろうがお役に立ったのにね。
一応海での免許も持っていることだし検討してみてもいいんじゃない。
ああああキンクロ、キンクロ、オイラはシロクロ、なんか馴染みがあるなぁ~本物を見てみたかったなぁ~
徳島の一宮射撃場にエアー60mの射場が
出来てますよ。
僕はカモが欲しいと頼まれたら、
マガモ、カルくらいしか撃ちませんでした。
結局マガモ5羽でした。
判別に自信がないのと、
カモを探し、回収てる間があったら、
キジを捜せとばかりに夢中になってました。
おかげでキジ14羽獲れちゃいました!(^-^)/
来期は…バトンを持って罠の登録もして
みようかな?(^ω^)
でもまあ、たまには獲らないとねぇ(爆)
いや、本当はシリアスな内容なんですが、狩猟の失敗談っておかしいですよね。
あ、岡山にも優秀な猟犬がいますから、そちらのほうが近いと思いますよ。
でも、空気入れるの大変ですね~。
水嫌いのモモちゃんじゃなく、こんなときは燦ちゃんの手を借りればよかったのか。
キンクロは見事なシロクロですよ。
燦ちゃんが見たらジェラシーを感じるくらいです。(笑)
東のほうでもまだため池に浮いているかも。
散歩がてら探してみてね。
私の周りの先輩猟師もマガモとカルしか撃ちませんが、とりあえず何でも知りたい、食べてみたい系なので、ひそかに狩猟鳥全制覇を狙っています。(笑)ゴイサギはおいしくなさそうですが・・・。
そちらはキジが多いのですか?
こちらもいることはいますが、数は減っているようです。
なかなか田んぼに出てくるところに遭遇しません。
ちょっとは獲れましたよ!
というのは冗談ですが、はたから見たらかなり変なおばはんだったろうと思います。
誰にも見られていないことを祈る・・・。
岡山なら近いですね!次回はお願いしてみましょう。
今期は同じラジコンのホバークラフトで挑戦です。 池なら獲物をツンツン突いて竹などで届く範囲まで引き寄せる算段です。 後はルアー5段竿(約5m長)の先にタモ網をつけて回収しています。
ラジコン面白いですね。