捕獲？！

ワレワレハ、チキュウガイセイメイタイヲホカクシタ・・・！

なんていうセリフが聞こえてきそうですが、みごとに並んだこの物体、いったいなんだか分りますか？

正解は・・



イイダコです！（笑）





先日、イイダコ釣りに連れて行ってもらう機会がありました。
もちろん初めての経験。
どんな釣りだろう？とわくわくしていました。

まず、仕掛けを見てびっくり。
白い球の下にまるでタコの足のように四方八方に針が付いています。
これを底に沈めて待つだけ。
すると、イイダコが仕掛けを抱きにくるというのです！
昔は白い球の代わりにラッキョウや彼岸花の球根を使っていたとか。
しかも、抱いた後にかじるんだそうです。
やっぱりこの白い球を餌と思って抱きに来るんでしょうか。
何ともユニークです。

タコの乗った微妙な感覚を頼りに引き上げると、水や墨を吐きながら上がってきます。
それがまたかわいらしくて面白い！
世の中にこんな釣りがあったんだ～、とひとしきり感心です。
こういうのって誰が考えたんだろう？といつも同じことを思ってしまいます。

そうそう、イイダコ釣りの最中にイワシの群れと遭遇しました！
潮が止まって鏡のように穏やかな海面でしたが、とつぜん近くの水面が沸き立ち、膨大な数のイワシたちが水面近くまで上がってきました。
その様子はまさに圧巻。
しかもどんどん船の近くへやってきて、なんと船を境に二つに分かれて周り中イワシだらけ！！
イワシのエラぶたが銀色に光り、ワシャワシャという音があたり一面に聞こえてきました。
うわ～！もう最高に感動～！！
まさかイワシの群れの中へ入れると思ってなかったので、最高に楽しい贈りものでした♪
海って奥が深いわー。
イワシの群れはカモメたちを引き連れてそのまま遠くへ去って行きました。

ところで、釣ったイイダコは、煮付けるのが普通ですが、その煮付けたもののなかで小さいものを干すといいと教えてもらいました。
糖分控え目で煮たイイダコの汁けをきり、干してカチカチになるまで待つと良い保存食になるそうです。

というわけでさっそく実践！
かわいらしい干しイイダコ製造中です。
海もいろいろあって面白いねぇ！