1月から2月の間は、罠の見回りついでにハト撃ちやヒヨドリ撃ちをしていました。
しかし、ハトもとれず、ヒヨドリも数羽ずつしかとれず、ぼちぼちという感じでした。
そのうち何日かはカモ猟によい日和になり、カモを求めて池を回りました。
コガモやヒドリガモ、ハシビロガモにキンクロハジロ、たくさんいるのですがなかなか弾が当たりません。
そんなある日、ちょっと気になっていた山道に入ってみることにしました。
初めて入る道ですが、この先にもしかしたら池があるかもしれません。
山奥の池には風の強い日や雨の日にはカモが残っているそうです。
初めての山道をどんどん突き進んでいくのは少し不安がありますが、ちょっとしたワクワクもあります。
帰りが困らないように、Uターンできるかどうか確認しながら道を進みます。
あがっていくと田んぼや畑がだんだんと小さくなり、竹林になりました。
周りを観察しながらゆっくり運転して行くと、すぐわきに小さな池を発見。
なんと、ハシビロガモとマガモが数羽たむろしています。
カモたちは車に気が付きましたが、すぐに飛び立ったのはハシビロガモだけ…。
こころなしかハシビロガモの方が警戒心が強いように思います。
竹の間のよく見える位置に移動して少し観察すると、マガモたちは水際の藪のあたりに隠れてやりすごそうと向かい側の岸近くに集まりました。
しかし、枯れた竹が水面近くを覆うもののカモたちはまる見え状態です。
彼らはのんきに隠れているつもりなのでしょうか。
空気銃を用意して、よく狙いを付けます。
狙いを定めて…発射!
マガモのオスに当たりました。
しかし、半矢のように見えたのでもう一発を撃ちこむと、今度はひっくり返りました。
カモが水面で逆さまになるとは思いもしなかったのでちょっと驚きましたが、どうも仕留めたようです。
ドキドキしながら釣竿で引っ掛けて回収しました。
鳥猟を始めてから、2羽目のマガモです!
前回のマガモに比べると少々軽い感じがしましたが、それでも立派な獲物です。
一猟期に2羽もマガモを撃てると思っていなかったのでとてもラッキーでした。
すぐに腸抜きをすませ、持ち帰ります。
よく他の猟師さんのブログでたくさんのカモをぶら下げている写真を見ます。
腸抜きをして寒い軒先につるしておくと1週間たってもおいしく食べられるそうです。
熟成というのでしょうか。
なんとなくやってみたかったので一晩だけ吊るしてみました。
1羽だけだと何だか吊るし首みたいでよくありませんね…。
次の日にはすぐに外して師匠のところで羽をむしって解体しました。
また、別の日には先輩猟師Iさんに案内してもらい、近くの山へヒヨドリ撃ちに行きました。
なんと、そこにはキウイにヒヨドリが付いているというのです。
ミカンもそろそろ終わりかけのところに、キウイ畑で地面に転がしてあるキウイにたくさんのヒヨドリ、メジロ、カラスが群がっていました。
いつもは一人静かにヒヨドリを狙っていたのですが、その日は鉄砲を持たないIさんが勢子をしてくれてヒヨドリを追ってくれました。
Iさんのためにもたくさん獲らねば!
そう思って頑張り、その日は23羽のヒヨドリを獲りました。
みんなで分けて食べるには十分の量が獲れました。
ところで、前回のマガモとハシビロガモは羽をむしって解体しました。
(以下、ちょっとグロイ写真があるので注意してください)
下の写真は羽をむしり終えたマガモ(左)とハシビロガモ(右)です。
(精神衛生上無理のあるトリミングで申し訳ない)
マガモと比べるとハシビロガモはずいぶんと小さく感じますね。
マガモは歩留まりがいいというのも頷けます。
しかし、今回はどちらも脂の乗りがいまいちでした。残念!
貴重なマガモは師匠がさばき、小ぶりなハシビロは指導を受けながら私がさばきました。
ポイントにナイフを入れて行くときれいに解体して行けるのですが、一度やったくらいでは覚えられませんでした。
しかし、ぜひマスターしたい…。
解体して各パーツに分かれると上の写真のようになります。
右がマガモ、左がハシビロ。
ささみがちっこいです。
ちなみに左の上の隅にあるのはヒヨドリ。
こちらは丸のままですが、ぱっと見脂の塊です。
この時のカモたちはカモ鍋とカモネギになりました。
カモは血抜きをしてないというのもあってか鉄分豊富で少しレバーのような味がします。
マガモの肉はほわんとした独特のにおいがあります。
ハシビロガモの肉は初めて食べましたがちょっと海を感じさせる味でした。
カモは餌によって味が結構変わるそうです。
貴重な野生の味、
マガモさん、
ハシビロさん、
鳥の神様
師匠、
ありがとうございました!
つづく
しかし、ハトもとれず、ヒヨドリも数羽ずつしかとれず、ぼちぼちという感じでした。
そのうち何日かはカモ猟によい日和になり、カモを求めて池を回りました。
コガモやヒドリガモ、ハシビロガモにキンクロハジロ、たくさんいるのですがなかなか弾が当たりません。
そんなある日、ちょっと気になっていた山道に入ってみることにしました。
初めて入る道ですが、この先にもしかしたら池があるかもしれません。
山奥の池には風の強い日や雨の日にはカモが残っているそうです。
初めての山道をどんどん突き進んでいくのは少し不安がありますが、ちょっとしたワクワクもあります。
帰りが困らないように、Uターンできるかどうか確認しながら道を進みます。
あがっていくと田んぼや畑がだんだんと小さくなり、竹林になりました。
周りを観察しながらゆっくり運転して行くと、すぐわきに小さな池を発見。
なんと、ハシビロガモとマガモが数羽たむろしています。
カモたちは車に気が付きましたが、すぐに飛び立ったのはハシビロガモだけ…。
こころなしかハシビロガモの方が警戒心が強いように思います。
竹の間のよく見える位置に移動して少し観察すると、マガモたちは水際の藪のあたりに隠れてやりすごそうと向かい側の岸近くに集まりました。
しかし、枯れた竹が水面近くを覆うもののカモたちはまる見え状態です。
彼らはのんきに隠れているつもりなのでしょうか。
空気銃を用意して、よく狙いを付けます。
狙いを定めて…発射!
マガモのオスに当たりました。
しかし、半矢のように見えたのでもう一発を撃ちこむと、今度はひっくり返りました。
カモが水面で逆さまになるとは思いもしなかったのでちょっと驚きましたが、どうも仕留めたようです。
ドキドキしながら釣竿で引っ掛けて回収しました。
鳥猟を始めてから、2羽目のマガモです!
前回のマガモに比べると少々軽い感じがしましたが、それでも立派な獲物です。
一猟期に2羽もマガモを撃てると思っていなかったのでとてもラッキーでした。
すぐに腸抜きをすませ、持ち帰ります。
よく他の猟師さんのブログでたくさんのカモをぶら下げている写真を見ます。
腸抜きをして寒い軒先につるしておくと1週間たってもおいしく食べられるそうです。
熟成というのでしょうか。
なんとなくやってみたかったので一晩だけ吊るしてみました。
1羽だけだと何だか吊るし首みたいでよくありませんね…。
次の日にはすぐに外して師匠のところで羽をむしって解体しました。
また、別の日には先輩猟師Iさんに案内してもらい、近くの山へヒヨドリ撃ちに行きました。
なんと、そこにはキウイにヒヨドリが付いているというのです。
ミカンもそろそろ終わりかけのところに、キウイ畑で地面に転がしてあるキウイにたくさんのヒヨドリ、メジロ、カラスが群がっていました。
いつもは一人静かにヒヨドリを狙っていたのですが、その日は鉄砲を持たないIさんが勢子をしてくれてヒヨドリを追ってくれました。
Iさんのためにもたくさん獲らねば!
そう思って頑張り、その日は23羽のヒヨドリを獲りました。
みんなで分けて食べるには十分の量が獲れました。
ところで、前回のマガモとハシビロガモは羽をむしって解体しました。
(以下、ちょっとグロイ写真があるので注意してください)
下の写真は羽をむしり終えたマガモ(左)とハシビロガモ(右)です。
(精神衛生上無理のあるトリミングで申し訳ない)
マガモと比べるとハシビロガモはずいぶんと小さく感じますね。
マガモは歩留まりがいいというのも頷けます。
しかし、今回はどちらも脂の乗りがいまいちでした。残念!
貴重なマガモは師匠がさばき、小ぶりなハシビロは指導を受けながら私がさばきました。
ポイントにナイフを入れて行くときれいに解体して行けるのですが、一度やったくらいでは覚えられませんでした。
しかし、ぜひマスターしたい…。
解体して各パーツに分かれると上の写真のようになります。
右がマガモ、左がハシビロ。
ささみがちっこいです。
ちなみに左の上の隅にあるのはヒヨドリ。
こちらは丸のままですが、ぱっと見脂の塊です。
この時のカモたちはカモ鍋とカモネギになりました。
カモは血抜きをしてないというのもあってか鉄分豊富で少しレバーのような味がします。
マガモの肉はほわんとした独特のにおいがあります。
ハシビロガモの肉は初めて食べましたがちょっと海を感じさせる味でした。
カモは餌によって味が結構変わるそうです。
貴重な野生の味、
マガモさん、
ハシビロさん、
鳥の神様
師匠、
ありがとうございました!
つづく
東にはばれてないですね。
ここはこっそりと内密にね。
隠してもばれますね。
おはずかしい…。
これからも自然とたわむれ続けたいと思います!
東にはバレていないのかな。
女前やからええねんな。
猪鹿庁の女性版で頑張ってや。
白黒だけどポインターとちゃうから猟は無理だす。
野鳥食べてみたい。
自然とたわむれるのがとてつもなく上手ですね!
これからも頑張ってください!料理美味しそうです!
いろいろと楽しい猟期でした!
そんなにもつんですね~。
やはり熟成されると味が違うんでしょうか。
いろいろ試せるくらい獲れるようにがんばります。(笑)
名前がわからないのでカモネギと呼んでいました。(笑)
脂の乗ったカモでやるとほんとうにおいしいですよね~!!
私もたくさん食べたい!
ちょっといいかも・・・
来期にもがんばって試してみたいと思います♪
鴨っていいよね~。
ナイフも必要なのね~。人の知恵ってすごいな~。
場所や気温により熟成スピードが変化するので、一概に何日が良いとは言えませんが、冬場なら2週間くらいだったら特に問題はないと思います。
色々と試すと面白いですよ。
http://capturefood.blog83.fc2.com/blog-entry-388.htmlあっさりしてたくさん食べられます。
仕留めたばかりの鳥類の羽根の美しさは、猟師の特権ですよね~♪
ぶつ切りにした鴨を炭火で焼き、
生レバーのタレのように(塩・ゴマ油)で食べる!
というのを教わりました。
レバーっぽいのを逆手に取る?感じかな。
機会があれば試してみてネ。