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2015年07月15日 09時28分05秒 | 【祇園祭シリーズ】
[祇 園 祭 シリーズ]      
 
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★祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行を控えた十五日、巡行前の恒例行事で左京区・聖護院(本山修験宗総本山)の山伏たちが修験道ゆかりのある二つの山を巡拝し、巡行の無事や町内の発展を祈願した。
巡行前の恒例行事。昨年までは一日で七つの山を巡っていたが、前祭と後祭に分割されたのに伴い、先に前祭の山伏山と霰(あられ)天神山を巡拝した。
山伏山では、山伏十人が町会所に祭られたご神体の「浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)」像を参拝した後、町内の一角に設けられた祭壇の前で護摩たきを行った。
炎天下の中、山伏たちが汗だくになりながら護摩木を燃やし、般若心経を唱えたり、ほら貝を吹き鳴らしたりする姿に、市民や観光客らが手を合わせて見守った。

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★祇園祭の黒主山は、ご神体人形を飾る小袖と腰帯を復元新調した。
水浅黄色の生地に金襴(きんらん)の唐草文様があしらわれ、格調高い雰囲気に仕上がっている。
小袖は、ご神体の大伴黒主像が羽織る水衣の下に着せる。昨年まで使用していた一七九〇(寛政二)年製のものが老朽化したため復元し、新しくした。
身丈一三八センチ、裄(ゆき)丈七十一センチ。水色がかった浅黄色の生地は、紺色の縦糸を白と茶色の横糸で織り上げる特殊な技法を用いており、玉虫色のように見る角度によって色合いが変化する。
制作費は、小袖と腰帯を合わせて六九〇万円。