おへそのひみつ 

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ゆかいなオバとその仲間たち

2005年07月14日 | 給食日記
もす!おへそです。
今日は普通に仕事してました。ちなみにおへその仕事というのは学校関係のお仕事です。先生じゃありません。事務さんでも用務員さんでもありません。図書館司書さんでもなく~実は給食の配膳員です。一般的には給食のオバさんと言われていますが・・・ちょっぴり抵抗があるので配膳員でひとつ頼んます。具体的にどんなお仕事かというと、学校の中で調理する自家給食ではなくて給食センター方式なので調理等は一切しません。
つまり、パンや牛乳を数えたりみんなの給食が入ってるコンテナを教室前に設置したりだとか・・・まぁ、そんなところです。そして同僚は・・・オバちゃん達です。そりゃ年齢的にはおへそも立派なオバなんですけどもね(1968生まれ)でもおへそ以外は50歳~60歳の正真正銘のオバ達なのですよ。そんなわけで毎日母親ほどの年齢の人達に囲まれてお仕事してるっつうわけでして。

同年代の女性と一緒に働くよりもかえって気を使わなくていいんですけど(敬語もほとんど使ってないしね)何しろ更年期障害まっさかりのオバ様たち。辛いのは話が噛み合わないとか何とかと言うよりも話がなかなか前に進まないこと。天然記憶障害というか、中には「あの~その~え~~と」だけで終わっちゃって結局何言いいたいのか訳わかんない人もいますしね。だいたい人の名前とか物の名前とかスルスルっと出てこないらしくて・・・聞いてる方はかなりの苦しみというかね。毎回名前当てクイズに挑戦してるようなもんだから。まぁ、毎日ネタの宝庫なので笑える事は笑えますけど・・・。そう、例えるならば「あたしンち」のお母さんとその仲間たちみたいな中で働いているようなもんです。

さて、今日なんだけど、一人のオバがいきなり質問してきました。

オバA「あの~おへそさん、私はね、三浦友和が好きなんだけどねえ。いいでしょ、ほら二枚目だし。百恵さんのだんなさんだしね。で、ほら、おへそさんは俳優の中では誰のファンなの?」  
おへそ「え?あたし?誰だろなぁ~。そうだねえ」(いきなり自分から友和・・・)

オバA「わ、わかった!あれでしょ。あれあれ・・・あの・・・ほらなんだっけ?」

おへそ「あれって・・・???」(結局わかってないのね)

オバA「ほらほら~あのこうやって踊る人。言ってなかった?」
※オバ・・・盆踊りのような手つきをしてみせる


おへそ「え~?そんなの知らないなぁ。そんな事言ったことないでしょ。」
(もしかして昔、ポルノグラフィティが好きって言ったのを誤解してる?
ってか・・・踊らねぇ~よ!ポルノグラフィティ!)

オバA「あれ?違っちゃった?じゃ誰!?」

おへそ「あ、あたしね、俳優というか俳優もやってるタレントなんだけど、ユースケが好きだな」

オバA「ユースケ???」

おへそ「そ、そ、知りません?ユースケサンタマリア」

オバA「サ、サンタマリアさん?まぁ、おへそさんたら、ハーフの人が好きだったのね」

「ハ・・・・ハーフ・・・・・」


と、まぁ、こんな楽しい毎日を送っております。※決してネタではありません・・・っていうか、こんな中途半端なネタないわ。
面倒くさいので、そのまんま<ユースケ=ハーフ>にしておこうと思ったのですが、いつ何時「おへそさんたらひどいのよっ!」と言いふらされるかわからないので、とりあえず「今、TVとか映画で活躍しているから今度チェックしておいてね」と言っておいた。そしたら「そうね!きっとTV見ればすぐわかると思うのよ。ほら、顔と名前が一致してないだけだから。」

つ~か、顔も名前も国籍も一致してねぇ~だろ!!!


飛べ!オッサン 飛べ!

2005年07月14日 | 映画
今日はマンションの配水管清掃日。せっかく1日仕事を休んだので フライ,ダディ,フライを観てきました。原作本(金城一紀著)では主人公の鈴木一(オッサン)は47歳。「堤真一だと若すぎじゃ?」と思っていたのですが、彼も今月の7日にめでたく42歳になられたそうで・・・。高校生の子供を持つ父親役でも全然問題なかったですね。てっきり30代だと思っていたもんですから。さすがに若いねえ。(うちのだんなと同じ年・・・こっちはホンマもんのオッサンなのによ。ううう)

そんな堤サンですが劇中のヘタレオッサンぶりは本当に最高!ヨレヨレボロボロになりながらも愛する娘の為にひたすら頑張り続ける姿は健気だけれど笑えます。反対に朴 舜臣(パクスンシン)役の岡田准一はあくまでもクールで強くてかっちょいい男。精神的にも肉体的にも徐々に頼もしい父親になっていくオッサン堤もいいですが、時折見せる淋しげな表情の朴岡田はもっとよかった。彼は役作りの為にジム通いをしていたそうで、ロープを使っての木登りシーンは俊敏で素晴らしく、そしてモンゴル相撲で勝者だけが踊ることができるという鷹の舞は、ただただ美しい。

金城一紀は、小さい頃からジャッキー・チェンやブルース・リーなどの作品、いわゆる修行モノ映画が大好きだったそうです。ただ年上が年下に物を教えるのでは当たり前で面白くないという事で今回は高校生が師匠でオッサンが弟子という設定に・・・。
映画化によって原作がブチ壊されるという事は多々ありますが、今回は脚本も金城氏自身なので全然違和感がなかったです。と、いうか脚本のほうが先に出来たらしいのでなるほど~と納得。小説では主人公達を堤、岡田と合うように、より深みのあるキャラヘ変えていったとの事。キャスティングが先だとこういう事もできるのですね。

そんな諸々の経緯はさておき、エピソード的にはこれも映画版に入ってたらよかったのに!と思うシーンがいくつかあったので、そこはちょい残念。

例えば、大木ロープ登りのところでは、奮闘後、木の下で大の字にのびているオッサンの傍に通りすがりのおばあちゃんがウーロン茶のパックを置いていきます。それから毎回、見物客である老人達がいろんなモノを御供えしていくのです。りんごやなし、おにぎり、そして5円玉を置いて拝むシーンも。ここは読んでいて思わず吹き出してしまったので、ぜひとも映像でみたかった。
それからブルース・リー式の挨拶。オッサンが「燃えよドラゴン」のビデオを見た後に鏡で顔マネしてみせるところがなにげに面白い!ちなみにこれはどうでもいいけど、朴君がいつも読んでいた本はアガサクリスティのオリエント急行殺人事件。

とにかく原作なしでも十分に楽しめるひと夏の青春ムービー!オッサンの肉体改造計画に協力する落ちこぼれ高校生達や、バスの乗客の面々もいい味出してるし、単純にスカッと笑いたい人にはオススメの1本。
そういえば大切な人を守るため勇気を出して戦う!ってとこは宇宙戦争と同じですね。そこだけはね・・・^^

どこかで誰かが、岡田演じる高校生の役はなにも在日である必要はないのでは?と書いていたけれどそうは思わない。コリアンジャパニーズである金城氏が小説や映画を通して何を伝えたいのかは今回の映画ではちょっとわかりにくかったかも知れないけれども(オッサンの頑張り映画なので)何故、朴 舜臣があそこまで強くなったのか守るべきものは何なのかは台詞からも彼の生活シーンからも十分に伝わってくる。