薬膳 Yakuzen Salon 八仙花

~国際中医薬膳師、野菜ソムリエのoguriが旬の食材の
薬膳的効能、知恵etc.について書いています~

10月のお花

2009-10-29 10:46:39 | その他
今月もお花の教室に行ってきました。

テーマは「Une saison de Bordeaux ~ボルドーの季節~」です。

今回はオアシスを使わず、花瓶にそのまま生けました。
茎の長いカラーを生けるのって難しい~



カラー、トルコ桔梗、ハイドラ・アンティーク、ヒューベセンス、ティナス、ポポラス、シラス、ユーカリ、キイチゴの葉


秋色の仕上がりとなりました


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話は変わって、先週京都に行ってきました。
いろいろと忙しく、半年ぶりの京都となりました

今回のお目当てはコチラ



祇園千ひろ ミシュランで☆を取ったお料理屋さんです



お料理も美味しく、ご主人とのお話も楽しかった~


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「食物の禁忌」

2009-10-10 10:31:22 | 薬膳理論
今日は「食物の禁忌(きんき)」について。

薬膳理論の一つに、「食物の禁忌」なるものがあります。
「禁忌」は、平たく言えばタブーのこと。

つまり、「食物の禁忌」とは、2種類以上の食物を同時に食すると
副作用を起したり、食物の効能を弱めてしまうなど
食べ合わせのタブーを意味します。

代表的なのは、「カニと柿」。
これは、共に体を冷やす作用がある為です。

どちらも今が旬の食材ですが
どうぞ一緒に召し上がられませんように


旬の渡り蟹の沖漬け 一晩漬け込んで仕上げました~


もちろん、食後の柿...はお預けです


(この他、「牛乳と生魚」、「朝鮮人参と大根」も禁忌とされています。)


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鮪とインゲンの玉素(たまもと)和え

2009-10-05 13:23:57 | cooking
今日は肌寒く、スッキリとしない天気ですね。
さっそく「寒邪」にやられて、鼻がグズグズいっています

体を冷やさぬよう、「温性」の鮪とインゲンを使った和えものを作りました。


鮪とインゲンの玉素(マヨネーズ風)和え 胡麻油で風味良く仕上げました


魚介類は寒涼性のものが多い中、鮪は温性の食材です。
その効能は、「養血、増強」
血を養い、体力を増強させます。
具体的には、虚弱体質、老化、貧血・めまいに効果があります。

一方、インゲンも温性食材。
これから寒くなる季節に活躍してくれます。

効能としては、「温補腎陽、健脾利水」
「腎」を温め補い、「腎」の機能を促進します。
また、「脾」(消化器系)の働きをよくして水液代謝を促進する働きもあります。
寒さによる冷えや代謝低下に効果のある食材です。


この二つの食材を玉素(たまもと)で和えました。

玉素とは、卵黄にサラダ油を少しずつ加え混ぜてマヨネーズ状にしたものです。
「潤燥」効果のある卵黄を使って、乾燥の秋も意識しつつ...
塩と胡麻油少々を加えて、風味良く仕上げて。

日本酒に合う一品となりました


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