凸版など、地下鉄仙台駅で電子ペーパーサイネージの共同実証実験

2007年11月28日 | プロモーション関連
凸版印刷は28日、地下鉄仙台駅構内にて、世界で初めて線路脇に電子ペーパーによるデジタルサイネージを設置し、文字を中心とした情報や広告を配信する共同実証実験を開始することを発表した。12月3日から9か月間行われる予定だ。

この実証実験は、地下鉄仙台駅ホームに対向する壁の内照広告枠に、72インチの電子ペーパーサイネージを3台設置し、指定された白黒画像を順次表示させる仕組みだ。

従来、固定表示だった内照広告枠を可変表示にすることで、広告枠の多重活用を可能にし、特定の時間帯・曜日に合わせたタイムリーな情報を、電車を待つ利用者に提供する。また、出稿者の視点に立った入稿費用の抑制、入稿のしやすさも同時に訴求する。実験では効果測定のために、利用者からのヒアリングやホームでの認知度調査も行う。

配信システムは、Web ブラウザを用いて操作するため、出稿者は、オフィスにいながらにして表示する画像や時間帯の指定を行える。

実験には、河北新報社、サントリー、仙台交通、交宣が参加する。また、仙台市交通局の協力を得た。

実験期間後には、(1)地元企業や個人店主からの地域密着型広告の出稿、(2)バス停などの屋外拠点への設置、(3)より広範囲な地域・業種への展開、(4)非常時の活用を含めた安全・安心情報の配信――などの展開を目指す。


http://japan.internet.com/webtech/20071128/3.html?rss