メディアスティック、通販サイトの偽装を2次元コードで識別

2006年12月13日 | セキュリティ関連
 ソフト開発のメディアスティック(東京、宮内淑子社長、03・5475・5015)は、携帯電話のカメラ機能を使って偽造サイトを見分けるシステムを開発した。通販サイトを装って個人情報を引き出す詐欺などの被害防止向けに供給する。月内にサイト運営企業向けにサービスを開始。初年度に100社への導入を目指す。
 契約した企業が運営するパソコン向け通販サイトの片隅に2次元コードを表示。サイト利用者が携帯のカメラでコードを撮影するとサイトが本物かどうかを判断する。
 サイト利用者はあらかじめメディアスティックのサイトに携帯電話でアクセスして合言葉を入力しておく。同じ携帯のカメラで2次元コードを撮影すると、本物の場合は携帯の画面に合言葉が表示される。2次元コードはサイトを読み込むたびに変化し、コピーなどは困難という。
 アウトドア用品などの通販サイトを運営するサイドリバー(東京・世田谷)が月内にも利用を始める。利用料はサイトの規模などによって異なるが、年間80万―500万円。