ヤフー、松竹映画を宣伝、１万人参加ネット試写会――口コミ戦略で観客動員狙う。

　ヤフーは一万人が視聴するオンライン試写会を開催する。インターネットを使った映画の宣伝手法として広まっているが、一般的な募集数は数百―千人程度。大規模な試写会を開くことでブログ（日記風の簡易型ホームページ）や掲示板への書き込みを増やし、口コミによる観客動員を狙う。
　松竹が六月十七日から公開する映画「タイヨウのうた」のオンライン試写会を六月十―十一日に開く。インターネット接続サービス「ヤフー！ＢＢ」と、ヤフーの有料会員制度「ヤフー！プレミアム」の会員あわせて約一千百万人を対象に二十六日から申し込みを受け付ける。
　ヤフーの映画情報サイトに専用の感想掲示板を用意し、試写会を見た人からの書き込みを受け付ける。ヤフーは映画制作委員会に参加し、制作費の一部を出資している。
　タイヨウのうたは、若者に人気の女性アーティスト「ＹＵＩ」主演の映画。