Microsoft からのセキュリティパッチを装うスパムメールに注意――Sophos が警告

2007年06月29日 | セキュリティ関連
Sophos は27日、Microsoft からのセキュリティーパッチを装うスパムメールが出回っていると警告した。具体的には、「Microsoft Security Bulletin MS07-0065」をダウンロードしないよう注意喚起している。

「Microsoft Security Bulletin MS07-0065」と題されたメールは、あたかも Microsoft から送られてきたかのように偽装されており、メールソフト「Microsoft Outlook」の緊急の脆弱性が発見されたことを警告する内容だ。さらに、メールの後半部分では、すでに10万以上もの PC が感染したとしている。

メール本文は、ハッカーによる攻撃を防ぐために、脆弱性を修正するパッチをダウンロードするよう促すものだが、本文内のリンクをクリックすると、実際にはトロイの木馬をホストする悪質なサイトへ誘導されることになる。

Sophos ではこのトロイの木馬を「Mal/Behav-112」としている。

Sophos のセキュリティー専門家によると、受信者を信用させ判断を誤らせるために、メール本文に受信者の氏名や会社名を記載している場合があるという。