おが の 冗談本気

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第348話 「太陽のドロップキックと月のスープレックス」

2006年05月15日 23時16分32秒 | Weblog
この前の日記で元新日本レフェリーのミスター高橋氏の本について
書いたのですが、そのミスター高橋氏原作の漫画があるんですよ。
「太陽のドロップキックと月のスープレックス」という漫画なのです。
連載はすでに終了してるんですがモーニングで連載されてたんですね。

実はこの漫画、私が仕事の休憩中にちょろっと見た事があるんですよ。
そのときは「う~ん、今さらプロレス漫画かぁ・・・」
位の感想しかなかったんですね。そのときは気付かなかったんです。
この漫画の本当の意味が。

ミスター高橋氏のベストセラー本ではプロレスの裏側がこと細かく書かれてました。
現在は全然プロレスを見ないとはいっても一応小学生の頃からしばらくは
プロレス・ファンだった私。プロレスの事はほぼ知ってるつもりだったんですよ。
しかしミスター高橋氏の本には私の知らない事が沢山載ってたのです。

プロレスには隠語というものがあるらしいのです。
セメント・マッチ、シュート、ケッフェイ、アングル、ブック、ジャブ、
ワーク、ダブル・クロス、ジュース・・・などです。
隠語とはいわゆる一般の人には知られない為の用語で
業界用語のようなものですね。

セメント・マッチは分かるんですよ。いわゆる真剣勝負の事です。
ガチンコともいいますね。シュートも分かります。
これは対戦相手を潰す事です。前田日明が作った団体、UWFがブームの頃に
この言葉が出てきました。ケッフェイはですね、昔初代タイガーマスクの
佐山サトルがタイガーマスクを辞めたときに暴露本を出してるのですが
その本のタイトルが「ケーフェイ」だったんです。でも意味は知らなかったんですね。
それ以外の言葉は全然知らなかったんですよね。

それらの事を全て踏まえた漫画だったんですよ。
「太陽のドロップキックと月のスープレックス」は。
これは1回ちゃんと読んでおかんとイカンかなぁ~と思いましてですね、
漫画喫茶で読みましたよ、全3巻。

読んだ感想はですね、絵はあまり好きではないですねぇ。
でも結構面白かったかな。1人のプロレスラーと金メダリストの元柔道の選手と
マッチメイカーと呼ばれる試合を作る人の3人を中心に話が進むんですけどね。
暴露的な話では無くプロレスに対する愛情を感じた漫画でした。
プライドのような総合格闘技との葛藤があるんですけど
プロレスとは観客を魅了する事なんだと。単なるショーでは無いんだという
メッセージがこもった漫画でした。

アメリカのプロレス団体、WWEはすでにカミングアウトしています。
エンターティメントとしてやっていると。観客もそれを分かってて楽しんでます。
ミスター高橋氏は日本のプロレスもカミングアウトしたほうが良いと言っております。
私はカミングアウトしたほうが良いのかどうかは分かりません。
しかし現状のプロレスではダメです。もうプロレス・ファンは辞めた私ですが
昔のように熱狂できるようなプロレスに戻ってほしいと願ってるんですよ。


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