第364話 「私のバンド・ヒストリー日記・・その２」

なんで急に私のバンド・ヒストリーを日記で書くの？って思った方もいるでしょう。
久々に話した友達は私が東京に行ってからはどんな活動をしてたか
知らないと思ったんでちょいと日記で書いてみようと思ったんですね。
では前回の日記の続きから・・・。

東京に出てきてベースを購入しハードロックバンドをやろうとしてた私。
この頃聴いてたのはエアロスミス、ハノイロックス、ニューヨーク・ドールズ、
ガンズ・アンド・ローゼス、あとローリング・ストーンズを聴き始めた頃。

バンドのメンバーをどう集めるか分からなかったので就職先の同僚をチェック。
どうやらロック系が好きな奴が3名ほどいました。
1人はストリート・スライダーズとローリング・ストーンズが好きな奴。
しかも昔はハードロックが好きだったらしく寮のそいつの部屋にはSGが。
早速ギターを聴きにいくとLOUDNESSをバリバリ弾いてた。
しかし彼はバンドをやる気がまったく無く、ギターは単なる趣味となってました。

もう1人は学生の頃にパンクバンドでベースを弾いてたらしく好きなバンドは
THE STAR CLUB。もう1人はスターリン、POGO、ケンジ、スワンキーズという
パンク系が好きな奴で楽器は弾いた経験は無し。
当時、私はパンクにピンとこなかった。パンクというとラフィン・ノーズくらいしか
思い浮かばず、メジャーに行ったばかりのラフィンは凄くポップで
私は「全然ハードじゃないじゃん」って思ってた。

やがて新入社員の配属先が決まり私はスターリン、POGO、ケンジ、スワンキーズ
が好きな奴と一緒の配属先になった。これが私の運命を変える出会いとなった。
彼の名は荒川氏。この先彼とは親友となり現在も続く関係となる。

パンク系を好きな彼とは共通点は無いと思ったが一つだけ共通点があった。
それはジョニー・サンダースである。
ジョニー・サンダースはニューヨーク・ドールスのギタリストでもあり
ロンドン・パンクに影響を与えたハートブレイカーズの中心人物でもあった。
そして荒川氏は面白い奴でもあり彼の趣味にも私は興味をそそられた。

そして彼とは急速に仲良くなる。私がライブに一緒に行こうと彼を誘い
行ったのはDEAD ENDの渋谷公会堂でのライブであった。
DEAD ENDはハードロックだったので彼はあまり楽しめなかったようだった。
私は楽しめたのだが。続いて誘ったライブはGASTUNKの解散ライブ。
これも渋谷公会堂だった。曲によっては彼は楽しんだようだった。

今度は彼からライブを誘われた。THE POGOの大宮フリークスでのライブだった。
私はパンクとかけ離れた格好でライブに行ったので客のパンクスから
凄い目で睨まれた記憶がある。結局私はいまいち分からないままライブを見た。
彼は最前列で拳を振り上げていた。

そして彼は会社の同期のSTAR CLUB好きな奴からCDを借り興奮した状態で
私にもCDを貸してくれた。そのCDは「HELLO NEW PUNKS」というアルバムだった。
最初聴いたときは良く分からなかった。その後、彼はまたSTAR CLUBのCDを貸してくれた。
そのタイトルは「PUNK！PUNK！PUNK！」というアルバムだった。
このアルバムとの出会いが私のその後の生き方、音楽性を変える運命的な出会いとなった・・・。

また長くなりましたねぇ・・(笑)つーことで続きはまた次回。
今日は22:00からＷ杯ですね！楽しみですなぁ～。