第373話 「私のバンド・ヒストリー日記、第2部その４」

ハイ、ではまた私のバンド・ヒストリーを書いてみたいと思います。

私がこの頃在籍していたバンド、BRAND ROCKETS。
その新ボーカリストとして女性ボーカルの福原さんに決定した。
下北沢屋根裏、新宿JAMに加えて渋谷屋根裏や新大久保のイベントにも参加。
定期的にライブ活動を展開していた。

ドラムの工藤氏が掛け持ちでNATURAL DRIVEというバンドに参加。
彼らもライブに観に来てくれ交流が始まった。
もしかしたらこの時期が一番楽しい時期だったかもしれない。
NATURAL DRIVE や the future milestone(以下fms） などのバンド
との交流がありお互いのライブに行ったり打ち上げに参加していた。
fmsは今でも交流があるしNATURAL DRIVE のボーカルだった
ユズル氏とは現在も付き合いがあり今も2人でよくスタジオに入ってますね。

しかしボーカルの福原さんが自分の音楽をやるために脱退を申し出る。
結果的にはドラムの工藤氏も脱退する事に。
下北沢屋根裏で最後のライブをやった。
普通ライブは各持ち時間が決まっているのだが
客席からアンコールの声が飛んだ。
ステージ上でメンバー同士が顔を見合わせ「えっ！どーしよ・・」
と言いながらPAのほうに顔をやった。そしたらなんとOKが出た。
セットリストには入ってなかった曲を1曲やった。
最後の曲が終わり私は客席に向かってふかぶかと頭を下げた。
このときの私の頭の中は凄く複雑だった。
このバンドが終わってしまう・・しかし脱退したメンバーには頑張ってほしい。
予定外の曲をやり終えたときはみんなに本当感謝だった。
メンバーにもお客にも。客席にいたfmsのボブ氏や
NATURAL DRIVE のユズル氏にも。
私はこのときの事を一生忘れない。こうしてBRAND ROCKETSは解散した。

私はBRAND ROCKETSのギタリストだった本田氏のギターが
凄く好きだった。彼ともう一度バンドをやりたかった。
しかし彼はまたバンドをやる意欲がなかった。
私は止まる訳にはいかなかった。メンバー募集のチラシを40枚ほど作り
私の知るかぎりの楽器屋、ライブハウス、スタジオ、CDショップに
チラシを貼らさせてもらった。

かなりの反響が来た。色んな人と会った。色んな音源を聴いた。
自分がやってたバンドの音源も聴かせた。ときには一緒にスタジオ
に入ったりした。しかし思ったとおりの人とめぐり合う事は出来なかった。
そんな中、一人の人から連絡が来た。
その人は女性でギターを弾いているという。
ボーカルも女性でドラムは男性。ベーシストを募集してるとの事。
早速テープを郵送してもらい聴いてみた。

今まで会った人の中には凄く上手い人は沢山いた。
中には元プロの人もいた。しかし私には上手いだけとしか感じれなかった。
彼女が送ってくれたテープ、正直言って演奏は上手くない。
しかし何か惹かれるものがあった。
ボーカルの声とメロ、曲調。「あ、いいかもしれない・・」と思った。
そのテープを送ってくれた女性こそが舛田さんであり
ボーカルは山川さんでありドラムは石渡氏であった。
そう・・・後のスタカルというバンドだった・・・・第2部、完。

とりあえず私がBRAND ROCKETSというバンドをやっていたまでを
第2部とさせていただきました。そして第3部をまた書きたいと思います。
う～ん、文章が長くてすんませんねぇ(笑)