おが の 冗談本気

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第894話 「コヨーテ」

2010年05月04日 14時49分29秒 | Weblog
これも少し前の事なんだけど知り合いのライブイベントに行きました。
まぁライブハウスというよりロックバーのような場所でした。

ロックバーな感じの場所なんで椅子に座ってまったりと観てたんですよ。
そしたらあるバンドというかある二人組が出たんです。
それはコヨーテというユニットでした。

編成はベースの男性とボーカル&ギターの女性の二人組。
実はだいぶ前に東中野のロックバーでちょっとだけ観たことあるんです。
でも本当にちょっとしか観れなかった。
今回初めてまともに観ることが出来ました。

まぁロックバーなんで呑みながら観るという雰囲気なんですが
このコヨーテは違った。特に主導権を握ってると思われるベースの人。
中音、外音、細かい注文をしてた。
PAの人はちょいキレぎみで「自分のアンプで調整して~」と言ってた。

私はその状況を見て凄い好感を持った。
「音にこだわるのは当然だ・・
金取ってるんだからロックバーだろうがライブハウスだろうが関係ない」
そんな気持ちだった。私はこだわりのある人が凄い好きだ。

コヨーテのライブが始まった瞬間、その場の空気が変わった。
まれにこんな状況になるときがある。
かなり昔、fmsの主催イベントのときも同じような事があった。
そのイベントで空感というバンドが出たときも
一瞬にして空気が変わったことがあった。
それは悪い意味ではなく、そのバンドが全て持っていったような感覚だ。

このコヨーテが音を出し始めたときもそうだった。
客席が一瞬で締まったような感覚だった。
ベースの人はかなりバカテクだ。スラッピングからタッピングから
かなり弾きまくってる。しかしそれを感じさせない。

ギターの女性はカッティングやハーモニクスを弾きながら唄ってた。
私は個人的に女性が弾くギターって右手が固いと思ってた。
ストロークがぎこちないって感じで。
でもこの女性はスムーズに弾いてた。ハーモニクスの出し方も上手い。
しかも歌もすんなりと入ってくる感じで
テクニックが凄いとか感じさせない楽曲だ。

歌詞もいい詞だしそして一番重要なのが二人のリズムの良さ。
ドラムがいないのに二人のリズムがいいから成立してるんだよね。

私はこのコヨーテの二人組の演奏に見入ってた。
しかもボーカル&ギターの女性の横にはシーケンサーのようなものもあって
電子音てきな音もたまに出してた。
最後の曲のラストではノイズを繰り出し終了した。

私は「凄いの観ちゃったな・・・やられたな」と思った。
私が思うにそのイベントの全部をコヨーテが持っていった。
少なくとも私はそう感じた。

また観たいと思ったが定期的には活動してないみたいです。
しかし素晴らしいバンドを観たときってすがすがしい。
また絶対観たいバンドでしたね。素晴らしかったです。


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