お忍びの宿?

2005-07-21 | Weblog
熱海での宿は、湯宿 みかんの木という小さな和風旅館でした。

熱海温泉旅館組合公式サイト 熱海温泉お宿ナビで、
「自家源泉のある宿」の中から選びました。
色んなお風呂がある大きい宿や海が見える部屋も魅力的でしたが
団体客と一緒にならず個人旅行客にサービスが良い小さめの宿が
最近お気に入りなんです

「街中のちょっとおしゃれな隠れ宿。」というキャッチコピーと
「平成16年7月にグランドオープン」という説明に惹かれて
詳しく調べたら、客室はたったの14!
熱海駅から徒歩10分、料金もまあまあかな~?
(低料金でもサービスの良いところもありますが、
昔ながらの温泉地では安過ぎるとちょっと不安なのです
新築か改装か、とにかく綺麗な宿ならハズレは少ないかな?と
そんな考えもありました。
綺麗にしたばかりならヤル気があるってことですものね

宿の入り口はこんな感じです。
   

5階建てですが見ての通りの急勾配で1階はフロントと売店のみ、
短い階段を上がった2階のロビーで手続きをして
冷たいお茶とシャーベットをいただきました。

ロビーから見た庭。狭いけれど素敵でしょ
   
   手前に移っているのが水琴窟
   竹の筒に耳をつけると不思議な優しい音色が聴こえます

大きな通りから路地を入った場所なのでとても静かです
4階の一番奥のお部屋は少し広めで期待通りに綺麗でした
やはり新築ではなく改装のようです。
ホームページの様子や改築したことから察するに、
この宿は熱海港の近くにある大きな旅館が買い取ったようです。

周辺にも旅館を廃業して廃屋と化した建物がスゴイ状態で残っており
一時期話題になった熱海の廃れ具合を実感させられました。
実はこの日、お風呂も食事処も私達だけで貸し切り状態
部屋食のお客様もあるようなので数組は泊まっていたのかもしれませんが
金曜日なのに・・・経営は大丈夫なの?と心配になりました



女性向けのサービス"おしゃれ浴衣"を選んで、いざお風呂へ!
   
   割と無難な柄にしたつもり。。
   ハタと気付いたけれど着付けなんて全然出来ません
   柔らかい帯なのでテキトーに縛ってしまいました

お風呂は男女それぞれ檜(?)の内湯と岩の露天風呂。
露天風呂の岩壁から小さな滝(恐らく源泉からのお湯)が落ちていました。
地形の関係なのか、この滝は女性用だけだったようです。
ところで、このお風呂、10時以降は男女別ではなく"貸切"になります
予約もなしで開いていたら鍵をかけて入るというシステムだそうです。
僅か14組しか泊まらないから出来ることですよね。
キャッチコピーにあった「隠れ宿」って「お忍び」って意味?(笑)
え?私達?いや~ん恥ずかしい!使いませんでしたよ~
主人は10時以降にもお風呂へ行きましたけどね
私はせっかくの温泉でも疲れちゃって何度も入らない方なのです。



夕食は6時から。
早めですが食事が終わってから祭見物をすると丁度良いですよって
宿の方が勧めて下さったのです
ちょっぴり豪華なところをお見せしましょうか。鮑と伊勢海老です

 
鮑は焼いて動かなくなったら食べ頃。伊勢海老は長い間ピクピク動いてました

さすがに漁港があるところ、お魚は美味でした

長くなってしまったので"山車コンクール"は次回にします!