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聖火と世界 ②

2004-06-23 06:14:14 | showtime
「ルーマニアのような小国が活躍すると、とたんに検査が厳しくなる」 とは、

ルーマニア陸上競技連盟のトライアン バデア副会長の話 (『聖火と世界』 朝日新聞 6月17日 夕刊)。

シドニー五輪で体操選手のアンドレーア ラドゥンガ (ルーマニア) は、随行医に渡された風邪薬を競技の20分前に飲んだ。会心の演技で結果は金であったが、数日後薬物検査の結果、金は剥奪されてしまった。。「誰かが私を陥れたの」 当時16歳のラドゥンガは言った。そして、このとき検出された薬物エフェドリンは、今年の1月に合法化された。

「ラドゥンガの話は終わりにしよう。今さら蒸し返しても仕方ない」。ルーマニアのスポーツ庁長官はこの話に触れたがらない。なぜなら、現在ルーマニアが目指しているEU加盟の障害になりかねないからだ。