showtime's blog

http://www.myprofile.ne.jp/showtime-blog+blog の携帯版

test

2004-11-17 07:48:55 | showtime
If she is confirmed by the Senate, which seems all but certain, Ms. Rice would be the second woman to be secretary of state (Madeleine K. Albright was the first) and the first black woman to hold the post.

"Under your leadership," Ms. Rice told Mr. Bush, "America is fighting and winning the war on terrorism." She applauded the American-led campaigns in Afghanistan and Iraq as helping to plant the seeds of "democracies in the heart of the Muslim world."


イチロー

2004-08-27 00:11:35 | showtime
「独特の言い回しでいつも通りの心境にあることを説明した」 と、

共同通信配信の記事にも書かれてしまったイチロー選手の受け答え。4年連続の200本安打まで後1本とせまり、普段以上にもどかしさが募るのか聞かれて、イチローは次のように答えた。

「もし、そう思わない(意識しない)ようにしているのだったら、(実際は)そう思ってしまっているということ。思わないようにしている、思っていない、のどっちでもありませんよ」

4年連続の200本安打を前にしても、相変わらずだ。

高橋尚子

2004-08-25 00:43:44 | showtime
「走っている時、高橋尚子さんのことを思い浮かべる瞬間がありましたか」 と、

アテネ五輪女子マラソンを1位でゴールし優勝インタビューを受けた直後の野口みずきに、沢木耕太郎は上のように質問したという (『マイーシ通信』 朝日新聞 8月24日)。しかも、原稿には 「見えない敵」 高橋 とまで書いている。おいおい、そんなこと聞いたり、書いたりしていいのか?と、読んでいるほうがひやひやしてしまうが、どうやら沢木耕太郎はお構いなしの様子。日本女子マラソン界では評価されなかった野口のピッチ走法や、ゴール直後に野口がチューをしたシューズのことなど眼中にはない。

日本の3選手は、ラドクリフやヌデレバと戦っていたのと同時に、高橋直子と戦っていたのだと。さすが、沢木耕太郎。  「日本メダルラッシュ!!」 報道とは、格が違いすぎる。

沢木耕太郎

2004-08-20 06:39:54 | showtime
「沢木耕太郎みたいなの書いてよ」 と、

多くの編集者がこう言ってデビューしたての小林信也に仕事の依頼をしてきた。沢木耕太郎の 『敗れざる者』 がベストセラーとなったころの話だ。で、もう少し時間が経つと、小林信也は 「山際淳司みたいなの書いてよ」 とみんなに言われるようになった。もちろん『江夏の21球』がヒットしたからである。ちなみに、当時若くて世間知らずだった小林信也は、自分はこの2人のどちらとも違うものを書けると思っていたそうだ。

『マルーシ通信』 という題で沢木耕太郎の連載が、数日前から朝日新聞で始まった。当然というべきか、読んでみると面白い。

レース内容を覚えていないほどがむしゃらに泳いだ北島に対して、レースについて正確に記憶していたハンセン。男子100メートル平泳ぎでは、「一心不乱」が「沈着冷静」を制したと、沢木耕太郎は分析した。面白いじゃないか。しかも、200メートルはどうなるだろうと続けている。うまい。(でも掲載された同じ新聞には、北島2冠と大きく載っている。)

メダル・ラッシュに沸く日本の五輪報道だが、五輪のメインはあくまでも陸上競技だ。その陸上競技が、いよいよ今日から始まる。

リベラル

2004-08-19 00:06:14 | showtime
「リベラルっていい意味じゃないんですか?」 と、

いつも熱心にこのブログをチェックしているという同僚の若いK君が、聞いてきたので、今回はK君の質問の答えを探してみた。大統領選でブッシュがケリーのことを 「リベラル」 と言って攻撃している。

「リベラルの協調、寛大、個人の自由を尊重するという体質が、弱い政治と受け取られる危険性があるからである。リベラル政治は、福祉重視、弱者保護になるので大きな政府となり、財政赤字がかさんでしまう。(中略)クリントン前大統領は、ケリーにリベラルから中道とアピールするようにアドバイスした」 と、田原総一郎が連載に書いている (「ギロン堂」 週刊朝日)。

これしか見つからなかったのだが、まあまあわかりやすいのではないだろうか?間違いではないかもしれないが、ちなみに 「中道」 と訳されているのは、「プログレッシブ」で直訳すると「先進的」だ。

谷亮子

2004-08-18 07:42:50 | showtime
「勝つために必要なものを徹底的に追求する。こんな選手は二度と現れない」 とは、

女子柔道48キロ級で五輪連覇を果たした谷亮子の関係者のコメント (朝日新聞 8月15日)。谷が所属するトヨタ自動車は、「彼女が必要だと思うものはすべて応えるのがトヨタの方針」 と言う。勝つために必要なこととは、練習内容の話ではない。で、トヨタが応えたもののほんの一部をとりあげると、

●全日本柔道連盟公認とは別の練習相手5人。1人1泊18万円の宿泊費を含めて経費は1000万円以上。
●350人分のはっぴ、タオル、メガホン、小旗の4点応援セット (日本からの150人とアテネ在住日本人200人に配布)。色は谷が選んだピンク。

ボクらは、この話を否定的な意味で取り上げているのではない。15歳にもかかわらず、福原愛は「この一勝は自信になったのではないですか?」と聞かれて 「そんなきれいごとじゃない」と答えたそうだ。選手が直面しているシビアな現実をもう少し理解すべきだ。そのほうがいっそう応援に力がこもる、というのはボクらだけかな?




小林信也

2004-08-07 12:02:34 | showtime
「(日本チームへのブーイングを考えるとき)忘れてはいけないこと」 と、

小林信也が言うのは、勝てば五輪出場が決まるというアテネ五輪女子サッカーアジア予選準決勝、日本-北朝鮮戦(4月24日)での出来事。で、試合前のセレモニーで北朝鮮国歌が流れているとき、日本のサポーターは激しくブーイングしていた。対戦相手を尊重するという姿勢は、まったくなかった。しかもそれのことを取り上げるメディアもなかった。その一方で、今回のアジア杯で日本チームへの執拗なブーイングに対して、スポーツマンシップを持ち出して非難する。その前に、まず自戒の念を持つべきであると小林信也は力説した (『中村尚登のニュースプラザ』 TBSラジオ)。

最近の報道を見ると、日本がブーイングを受けて喜んでいるのは、皮肉なことにナショナリズムを煽ろうとする右よりの人たちのような気がする。スポーツが政治に利用される発端が、このようなスポーツの周辺から出てくる場合もある。


細野真宏

2004-08-05 07:43:37 | showtime
「まーちゃん、絵本を読んで~」 と、

お兄さんの子供にせがまれた細野真宏は、子供を膝の上にのせて黙読して見せたら、子供が怪訝そうな顔をしたと書いていた(『私の~円』 朝日新聞 7月29日)。いかにも細野真宏らしいエピソードだ。

経済のニュースがよくわかる本』 という身も蓋もない題名のシリーズで、予備校界のカリスマからベストセラー作家になった細野真宏は独特のテイストを持っている。これは、自分の思っていることに対して正直に行動していることによるのはないか。

『経済のニュース~』 も自分に向けて書いている。本を書くという作業が、自分の疑問を解くという作業と完全に一致している。多くの場合こういう本はつまらないのだが、細野真宏の場合は突き詰め方が違うので本当にわかりやすい。飾らずに自分がわかるレベルまで下げているので、読者にとって親切な内容になっている。

その一方、図解のための筆者直筆のイラストはかなりつたない。普通の神経であれば、このようないんちきくさいイラストは使わない。(『週刊ポスト』での連載においてもいまだに使っている) 内容を理解するためと割り切っているのだろう。この感覚がベストセラー作家たりえる非凡さだと思う。



片岡義男

2004-08-04 13:25:36 | showtime
「ポップで批評的。それが片岡義男だ」 と、

亀和田武は 『マガジンウオッチ』(朝日新聞 7月25日 書評欄)で書いている。雑誌 『フリー&イージー』 に掲載されている短いコラムを取り上げて、アメリカ文化の伝道者の第一人者である片岡義男への想いをつづっている。

いかに亀和田武が陶酔しているかが、この書評を読むとよくわかる。しかも片岡義男を語っているだけに、この書評も「湿度の低い独特の文章」になっていて、片岡義男の文章に対する理解度の高さの証明にもなっている。

こう書くと、また誤解を招きかねないので、あえて書いておくが、僕らは片岡義男も亀和田武も大して知っているわけでも好きなわけでもない。しかし、ここで取り上げたのは、この亀和田武の片岡義男に対する文章が、この上なく美しく、そして読んでいてうらやましいからだ。

中畑清

2004-08-03 06:28:51 | showtime
「監督ならこうする、というものを迷いなくやりたい」 とは、

長嶋監督のアテネ行き断念決定により、五輪野球日本代表チームの指揮を執ることになった中畑清ヘッドコーチの言葉。

会見で監督経験がないことによる不安を本人自ら口にしていたようだが、この決定には大いに問題がある。アマチュアの監督では、プロの選手を指揮できないとは、前回のシドニー五輪での反省だった。今度はプロでも、監督経験のないヘッドコーチが指揮を執る。

3月に長嶋監督が脳梗塞で倒れて以来4ヶ月、ただひたすら長嶋監督の復帰を待った。監督不在でメンバーの選出も行った。サッカーの代表のメンバーが直前まで競争で選ばれたのとは対照的だ。

本気で金メダルを取りに行くのであれば、大いに問題のあるチーム編成である。結局、後任を決められなかったのだ。これには、長嶋ジャパンを前提に名乗りを上げているスポンサーの意向が大きく影響しているといわれている。これもある面、企業論理で野球がゆがめられた一例だと思うのだが、これを批判するメディアはあまり見かけない。選手側も同様だ。批判する側に、ダブルスタンダードが存在するように思える。