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トッティ

2004-06-22 22:39:02 | showtime
「背番号で言えば、1、2、3、4、5、6…」 とは、

先日、W杯アジア予選で来日したインドの監督が、試合前の記者会見でマークする選手を質問されたときの答え(朝日新聞 6月20日)。実にユーモアに富んだ答えだ。この書評で佐山一郎は、このような過緊張がもたらされるような状況では、もはやユーモアはエチケットとまで言う。

Jリーグでジェフ市原を立て直したことで日本でも評判を上げてしまったオシム監督は、オシム語録と名前をつけられるほど、その会見が注目を浴びるのも、同様な理由からであろう。

この話は続く。

早坂茂三

2004-06-22 06:56:12 | showtime
「国民の投票をバカにするんじゃない」 と、

早坂茂三に一喝された、猪瀬直樹は押し黙るしかなかった。

いつの選挙だったかすっかり忘れてしまったが、選挙速報番組での討論で、与党自民党の大勝に業を煮やした猪瀬直樹が、「こんな結果になるのは、国民がバカなんだ」 としきりに発言していたことに対し早坂茂三が怒った。

この後、選挙制度改革の世論が盛り上がったことを考えれば、早坂茂三の言っていることが全面的に正しいとは言い切れない。しかし、この場での説得力はあった。当時 『ミカドの肖像』 で飛ぶ鳥を落としていた猪瀬直樹ではあったが、早坂茂三の相手ではなかった。オヤジ(田中角栄)の右腕だった片鱗が垣間見られた。

飯島勲と早坂茂三は同じである。人気の高かった総理大臣の下、秘書という立場ながらも、ある面政治を動かした。その早坂茂三が昨日急死した。好意的な報道が多いように見受けられるが、飯島勲の最後はどうなるだろうか?

聖火と世界 ①

2004-06-22 06:19:00 | showtime
「祖先が生んだ質素な五輪を、西欧が奪い、米国がゆがめてしまった」 とは、

五輪発祥の地、ギリシャの人たちの想い (『聖火と世界』 朝日新聞 6月16日 夕刊)。この記事によると、ギリシャは中東に次ぐ反米地帯。代表が決まった後にアテネに行くか迷う米国選手がいるという。マクドナルドやシティバンクを狙ったテロも頻発しているらしい。

これには、冷戦下で共産化を恐れた米国が、ギリシャの内戦に介入し、軍事政権を陰で支えた過去があるからだ。

大赤字だったモントリオール五輪の後、誘致活動する都市が激減する中、ギリシャは自国での恒久開催を申し出た。しかし、これを阻んだのもアメリカだった。

84年の五輪開催地はロサンゼルスに決まり、五輪は商業主義に大きく舵を切った。

これを読んで、アテネ五輪の準備の遅れや、五輪に対して冷ややかなアテネ市民などのよく見かけるべた記事の背景が少しわかった。近代五輪の父といわれるクーベルタン男爵にすら否定的に書かれていたのは、ちょっと驚きだった。