「その目標はコミットメント(必達目標)と考えていいのですか」 とは、
ソニーの定例取締役会における、カルロス・ゴーン(日産自動車社長)の質問。ゴーンはソニーの社外取締役でもある。
「07年3月期末決算では、実質営業利益率10%を達成する」と自信に満ちた口調で経営方針を報告がなされた直後、上記のまったく予想していない一言が飛んだ。コミットメントを達成できなければ、即刻辞任すると率先して責任を明確にして経営を行ってきたゴーンからの詰問に会場は緊迫した(『週刊現代』6月5日号)。
全社一丸となって世界のソニーがどんな経営を進めているか内部から見たいという気持ちで引き受けた社外取締役だが、結局具体的な戦略が何も見えないと、今ゴーンはソニーの経営陣にたいしていらだっているともいわれる。
ほんの6~7年前であれば、まったく逆の立場であったが、今では立場がまったく逆転してしまった。3月期期末決算では、電機・情報大手10社の中で「ひとり負け」してしまったソニー。ソニーが負け組みになるとは誰もが予想できなかった。それほど、時代の流れは速くなっている。
「家電の一人負け」 がソニーなら、「自動車の一人負け」 は、三菱自動車だ。
その 「三菱自動車をカルロス・ゴーンが買う」 と言う。といっても、言っているのは大前健一だ。ここのところずいぶん静かだったが、株価の上昇とともにまたちらほら名前を目にするようになってきた。大丈夫か、大前健一。
ソニーの定例取締役会における、カルロス・ゴーン(日産自動車社長)の質問。ゴーンはソニーの社外取締役でもある。
「07年3月期末決算では、実質営業利益率10%を達成する」と自信に満ちた口調で経営方針を報告がなされた直後、上記のまったく予想していない一言が飛んだ。コミットメントを達成できなければ、即刻辞任すると率先して責任を明確にして経営を行ってきたゴーンからの詰問に会場は緊迫した(『週刊現代』6月5日号)。
全社一丸となって世界のソニーがどんな経営を進めているか内部から見たいという気持ちで引き受けた社外取締役だが、結局具体的な戦略が何も見えないと、今ゴーンはソニーの経営陣にたいしていらだっているともいわれる。
ほんの6~7年前であれば、まったく逆の立場であったが、今では立場がまったく逆転してしまった。3月期期末決算では、電機・情報大手10社の中で「ひとり負け」してしまったソニー。ソニーが負け組みになるとは誰もが予想できなかった。それほど、時代の流れは速くなっている。
「家電の一人負け」 がソニーなら、「自動車の一人負け」 は、三菱自動車だ。
その 「三菱自動車をカルロス・ゴーンが買う」 と言う。といっても、言っているのは大前健一だ。ここのところずいぶん静かだったが、株価の上昇とともにまたちらほら名前を目にするようになってきた。大丈夫か、大前健一。