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小泉純一郎

2004-06-11 07:59:22 | showtime
「過去に日本と戦争したが、今では日本の首相と平和をどう構築するか話し合っている」 とは、

ブッシュ大統領がイラク問題切り出す時のお決まりのフレーズ。一方、小泉首相は、国連安保理のイラク新決議採択に対して、「これは米国の譲歩ではなく、米国の大義の勝利」と持ち上げる(朝日新聞 6月10日)。たいそう仲のいい話である。

小泉首相は自身の基盤強化のためには、お友達を選ばない。「古い自民党を潰すためには、民主党とも手を組むといい」、選挙で勝ちたければ「比例区は公明党に」と自民党の議員に言わせる(次回の選挙では単独過半数を狙うらしい)。

また、人が集まれば田中真紀子と遊説し、女性人気が高ければサプライズ人事で安倍晋三を幹事長にし、辣腕を振るっていれば福田康夫に政局運営を任せ、落選して仕事がないと見れば山崎拓に密使を頼む。もちろん全員切られるのだが。

最近よく言われるが、この冷徹さこそが小泉首相の特徴である。今回のブッシュとの首脳会談で明言したといわれる、自衛隊の国連軍参加もお友達ブッシュ大統領への手土産に過ぎないのだろう。
自衛隊の運命もあやうい。最後は、電撃的に中国と仲直りして、ブッシュを切るという展開までいったらすごいのだが。

果たして、サミット終了後、うわさされている小泉首相のイラク電撃訪問はあるのか?
強引な前倒し日程での訪朝という賭けに見事勝った小泉首相。来たる参院選に向けて、もう一度かけに出るとボクらは見ているがどうだろうか?