プルーン （№80441）

ＴＶの健康食品でおなじみのプルーンはセイヨウスモモ (Prunus domestica) の総称を指します。

紫色の大きな実がたくさんなります。



樹皮は



葉は



乾燥に強い木なので、逆に湿気には強くありません。雨により裂果が起こりやすいため、植物の防御策として果実の表面にうっすらと毛が生えており雨をはじきやすくしています。
ですから実を洗うと



こんな色になってしまいます。
プルーンには申し訳ないですが、木に生っている紫色の方がきれいですよね。

ＣＭでは鉄分補給の効能をうたっていますが、wikipediaを見ると、そんなに栄養価は高くないようです。たぶんそれはこの日本と言う土壌や環境が豊かでカリフォルニアのような大地と違いさまざまな植物が出来るからなのだと思います。カリフォルニアでは特質すべき栄養価の高い果樹なのでしょう。
日本の環境は、樹木の品種の多さだけではなく、樹木自身も大地のミネラルたっぷりな果実を生らすものが多いのでしょうね。
そういう観点からも環境を考え守ることは大切なことだとつくづく思ってしまいます。