緑とともに・・・・

小田原市にある樹木卸販売を生業とする有限会社小田原植木のBlogです。

曼珠沙華

2014年09月13日 | 商品紹介
曼珠沙華ほど、忌み嫌われながら愛されている花も珍しいと思うのです。



土葬が慣例的だった、そして死者を敬う心のある日本において、墓を守ることは大切なお役目の
一つでした。
それは地上もそうですが、地下においてもそうです。モグラや野ネズミの被害から墓を守ることは
重要な要素で、毒性のあるこの花が墓地などによく植えられていました。
妖艶な花弁と血の色を想像するような姿、そして死者や死後を思う彼岸にパッと咲くことから
「死人花(しびとばな)」「地獄花(じごくばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」などと言われた
ことが原因ではないかと思うのです。

しかし、彼岸花・俳句で検索すれば、出るわ出るわ、多くの歌人がたくさんの歌として読んでいます。

曼珠沙華 咲いて ここが私の寝るところ (種田山頭火) 
 は、死の場所を探し歩いた放浪の歌人。曼珠沙華=死の場所ととらえて、ここは死の床なのか、
と言っているようです。

曼珠沙華 抱くほど とれど母恋し (中村汀女) 
 も、曼珠沙華の咲く原を見ながら既にない母の姿を思い出しています。

歌手では百恵ちゃん(最近のお若い方ゴメンナサイ、僕ら世代は有名です)が、曼珠沙華という歌を
歌っています。

もともとこの摩訶不思議な名前はサンスクリット語から来た言葉。
manjusakaと記して「天界に咲く花」という意味だそうです。
妖艶で不思議な姿、古今東西その神秘的な姿に魅了されたようですね。

さて学術的な分類はヒガンバナ科ヒガンバナ属でリコリスと呼ばれます。
最近は黄色や白の彼岸花のほかに色々な園芸品種も生まれているようです。
小田原フラワーガーデンにたくさんの品種があると聞いたので行ってきましたが、少し遅かった
みたいです。






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