よろしゅおあがり。

サーフィンとカメラが好きな大阪のおかんのつれづれ日記

肥田 舜太郎先生の学習会

2011-11-08 15:35:56 | 震災~原発 関連
そして昨日夕方には
医師の肥田 舜太郎先生の学習会へ。

「放射線の人体に与える影響~内部被曝と外部被曝~」

肥田先生は94歳だそうですが
背筋をピンとさせ
1時間半の間
立ったままお話され
声も良く通り饒舌。
物凄くお元気。

ご自身が被曝されて診察を続けて来られた医師は
もう先生おひとりになられたそうです。

肥田先生は冒頭に
「もう放射線と無縁で生きることはできません」
とはっきりおっしゃいました。

「原子炉は殺人を前提とした産業なんです」

午前中に聞いた野呂さんのお話し会でも
「犠牲になる人が少なければいいという話ではない」
とおっしゃられていて。

まさに人が死ぬんだ。
と再確認。

そして肥田先生ご自身の壮絶な被曝体験のお話し。

きのこ雲が出来ていく様子から
その後の現実とは思えない光景の話を
目の前に見えているかのように
生々しく語られていました。


「しかし被曝した全員が死んだわけではない」
「66年後の現在21万人が生きている」
「人間は免疫を作って生きてきた」

「秘訣は
“免疫をちっとも落とさない”
 理屈はそういうこと」

良く噛むこと。
早寝早起き。
毎日快便。

これも午前中と変わりない。
基本なんだよね。

出来ない人は
「毎日少しづつ緩慢に自殺してる」
だって。(笑)

「努力して自分の命を自分で責任を持って」

「自分の命さえ大事にしない人に他人の命は救えない。
 自分の命に責任を持った生き方をして、そうしてから
 悪の元をみんなで力を合わせて潰さなくてはいけない。

 孫やひ孫のため、今の大人の使命です。

 何の為に生きなきゃならんかを持って
 他人に迷惑になることは止めて
 誰かのために。
 憲法を守る、人権尊重、戦争反対
 原発をひとつ残らず止める。

 これから生まれてくる子供のために
 大人の義務です。

 これから30年、そのために働きなさい。
 周りの人にも勧めて
 励ましながら、伝えてください。
 自分の責任者になって。
 医者は助けてはくれない」

との言葉で学習会は締めくくられ
最後にもう一度

「どこに住んでても全部が被爆者に
 もうなってるか、これから必ずなる」

とおしゃいました。


そして2つのことを守るようにと。

どんな僅かな変化でも
日記のように記録をすること。

異常な状態のときかかりつけの医師に診てもらうこと。
カルテに証拠を残す為。

皆さんも参考にされてください。


肥田先生は94歳で
今なお最前線で戦っておられる。

つい自分はいいけど
子供達だけでも助けたい
と考えがちだったのが
ガツンと頭叩かれました。

自分の命に責任を持つ
なんて意識して考えたことさえ
なかったので。

1日1日
丁寧に理想的に生きていきたい。
生き抜きたい。

そして
世界で唯一の被爆国に生まれた誇りを持って
原発を核兵器を無くす。
強いおかあちゃんになるぞ。

そう強く想いました。

もう一度
肥田先生のお話聞きたいな~。
息子を連れて行けばよかったな。






よろしゅおあがり。

野呂 美加さんのお話し会

2011-11-08 14:19:02 | 震災~原発 関連
昨日は朝から
チェルノブイリへのかけはし」代表
野呂 美加さんのお話し会へ行って来ました。

野呂さんのお話し会は
YouTubeで何度も見ていましたが
やはり対面させていただいて
話しを聞くのは全然違う。

野呂さんは時に
鼻を真っ赤にし
涙こそ流されませんが
子供を助けなくてはいけないと
懸命に訴えられてました。


人間の寿命は人間には決められない
生き抜く覚悟と意欲を持って。
努力して最後は「祈る」。

日本人は効率を求めすぎている。

放射能は見えないけれど
ある物はある、ダメなものはダメ。
絶対に消えない。
環境を循環する。
治す薬はない。

抵抗力を落とさないように。
和食にし冷えと便秘に注意。
遺伝子を修復する酵素を取り入れる。


そして野呂さんは
子供達の体調のことも気にかけていましたが
心の状態も心配されていました。

そんな想いを子供達にさせてはいけないと。


sachiもほんとにそう思います。


沢山沢山
勇気をもらったお話し会。

お話し会へ行くまでは
突然恐怖に襲われて
全てを失ってしまうんじゃないかと
本当に怖くて恐ろしくて
たまらなくなることが
しばしばありました。

けど
お話し会の帰りは
足取りも軽やかに
胸を張って

かかってこーい!!

sachiは子供達を
守り抜くぞー。

と覚悟ができました。



会場で購入した野呂さんの著書。

読みやすく分かりやすい
短時間で読めるのでお薦めです。





よろしゅおあがり。