災害支援事業

2011年03月31日 | 日記

明日から4月になり震災から20日が過ぎようとしています。

しかし、これから、まだまだ被災地に対して支援が必要です。

 

今現在、色々な方面から色々な支援が行われ、沢山の支援の手が差し伸べられている状況を見ると日本人で良かったと思います。

 

しかし、支援は一過性ではなく継続的に必要なのです。

時を経ていく中で、必要なモノが変わるようです。

 

物→人→金がオーソドックスな順番のようで、まだまだ人が自由に入れない状況では物を支援することがとても大事な時期なのかもしれません。

今現在、色々な場所で物資の支援活動が行われていますが、同一のものをある程度の数量でまとめて支援しないと被災地にとって逆に負担になる場合があり、あまり個人の小さな単位が届きにくい状況のようです。

 

我々、青年会議所の千葉ブロック協議会としても物流基地を設けて、ある程度のロットになるまで保管しながら支援を行っています。

 

小さな善意と言うのはボランティアの基本だと思っていますが、それが届けにくい状況は問題であるとおもいますし、せっかくボランティアの気持ちがあっても、それが通じないのであれば、ボランティアの精神が根付くわけがないのです。

 

我々は青年会議所の会員としてボランティアを行っていますが、まちづくりと青少年育成をする団体として、今回の災害を通して感じた事は子供たちにのボランティア精神を育てていきたい、また、小さな善意がとても重要であると言う事を分かってほしいと思い、4月の初めに次の事業を行います。

 

 

 

 

成田市の小中学生に「お茶碗一杯のお米」という小さな善意をもちよってもらって1万人の子供たちが集まり、「1,000㎏のお米」と言う大きな善意にして被災地の支援につなげると言う事業です。

自分の食べるものに困ってしまうような状況では決して成田はありません。

本当に一膳分でいいので、分けてもらえればこの事業は成立します。

 

被災地は今、命をつなぐための食糧に困窮する事態です。

我々にとって大事な事は、青年会議所の会員が支援をする事だけでは無く、支援の輪を広げる事です。 

そして、成田市の子ども達にもこのような可能性を感じて貰う事です。

 

被災地では心に傷を負った人たちが悲鳴を上げ始めています。

報道ではあまり耳にしませんが、未来に絶望しか抱けず、自ら命を絶つ人まで出てきています。

多くの人々が被災地を支援していると事が被災地にも伝われば、より大きな心の支えになるはずです。

 

我々会員51名が支えるのでなく、1万人で支えているんだといことを被災地に届けたくこの事業を行います。

 

全ての準備が整っています。

集めたコメは戸村先輩に協力してもらい我々の手で5kgの袋詰めにします。大きなロットを細かく分ければ、キメ細かい支援を行う事が出来ます。

 

1万人の支援の輪をつなげるためには、まず我々が汗をかいて一番動かないといけません。

我々の本気度がこの活動の成功のカギになりると思います。

 

成田市の教育委員会は最初、私が一人でアポイントも取らずに行った時には、何しに来たんだ?という感じでしたが、こちらの必死さも分かってもらえ、協力してもらえることになりました。

 

あとは学校との調整を皆でするだけです。

スピード感を出していかないと、被災地は刻一刻と状況が悪くなるばかりです。

スピード感を持って走り切りましょう。

 

色々な意見や非難が有ると思います。

しかし、そんな事を怖がって立ちすくんでいて、目の前で困っている人々を助けずに指をくわえて見て見ぬふりをするのは我々のやる事ではありません。

 

どんな困難にも立ち向かいましょう。

そうすれば一人でも多くの人々の役に立つことが出来るのです。

 

おせっかいな大人が今、必要です。

人々の心の中にある思いやりを我々のおせっかいでで形にしたいと思います。

 

ぜひ、皆でこの時を進んでいきましょう。