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ぬる鑑

                     ぢゃ、ぬる鑑で。

インフレと利上げ

2008-07-06 07:42:41 | 不動産鑑定
本日の天気は

インフレの兆候がそこかしこに出てきましたねー。

先日もECB(欧州中央銀行)が利上げをし、物価上昇率を抑えるため先陣を切りました。

FRB(米連邦準備理事会)やイングランド銀行、そして、日銀は今後どういう舵取りをせまられ、遂行していくのか?

ところで、そもそも、このインフレが悪循環となるケースはどんな状況なのかを考えてみると、

まず、

①エネルギーと食料品が値上がる。

次に、

②ほかの製品やサービス価格が値上がる。

最後に、

③賃金も上昇する。


って形が、いわゆる「インフレスパイラル」の始まりですね。

今、まさに日本は①の真っ最中で、②に差し掛かるか否かって状況じゃなかろうかと思います。

ただ、ワリと多くのエコノミスト誌がこの点については楽観的にみているようです。

というのも、現代社会における製品市場は、ヒッジョーに競争的になっているし、しかも、労働市場についても柔軟になっているってのがその大きな理由だそうです。

ま、たしかにそうだとすれば、物価と賃金の上昇スパイラルになる可能性は高くないでしょう。

でも、ですよ。

今後、企業収益がさらに悪化し、コスト高の価格転嫁をより進めようってカタチになってきたり、はたまた、生活水準をもはや下げることが出来ない労働組合側が賃上げ要求を強めてきたとしたら。。。。

やっぱスパイラルもあり得ない話じゃないんすよね。

だから、本来、インフレファイターである中央銀行は、ココで一発ガンっと利上げが常套手段でしょう。

早ければ今年の秋、遅ければ来年の1月には総選挙って可能性がある中で、景気後退をも孕んだ利上げ効果をめぐり、またまた政府と日銀のせめぎ合いとなることが容易に予測されます。

われわれ庶民も、これから先を生き抜くため、よーくそこらへんの行く末を見とかねばいけませんね。

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