海辺の家

本日の天気はとと

ワンコイン分の価値しかない海辺の家があるそうです。



4～5年前くらいですかね。

わたくしも、地元である某湘南地方・海岸沿いの物件評価に携わったとき、海岸の浸食というのを目の当たりにしまして。

不動産の鑑定評価に当たっては、土壌汚染リスク調査の一環として土地利用履歴を調べることになってるんですけど、その際、古い住宅地図をみましたところ、10数年前、20数年前と比較すると、その侵食度合いは歴然としてました。

役所の方とお話しても、「コノ調子じゃぁ、50年後は。。。」なんてこと言ってますし、いまんとこ止める術はない、みたいなご様子。

たしかに眺望はすんばらしく、ゲストハウス用として購入予定の方も当時は調子よかった某IT企業のしゃっちょーさんだったんで、価格的に気前いいことおっしゃってるんですね。

でも、評価主体としてはやっぱこわいっすよ。

しかも、国道挟んで対面側陸地も、ワリとすぐ山が迫ってますから、大地震時の津波など、通常の非難よりも労苦が多いことが容易に予測されます。

結局、当時、相当低い価額で評価したモンすから、前後に何度も理由を説明した記憶がございます。

わたくし、自然はたまにでいいんだと思うんです。

自分のモノにしようと思っても、相手はある日あるとき、予想もつかない顔を見せる、そーゆーモノなんじゃなかろうかと。

遠くから眺めてるのが、環境にも自分にも優しいことなのかもしれませんね。

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