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「コンピューター監視法案」審議入り

2011-05-30 14:11:46 | Weblog
「コンピューター監視法案」(正式名称 情報処理の高度化等に対処するための刑法等の一部を改正する法律案)が5月25日に、衆議院法務委員会において審議入りとなりました。

これのどこが問題かというと、

1)メールなどの通信記録が礼状なしで簡単に見られちゃうこと。
メールというと、なんか軽くなっちゃいますが、これはつまり、紙に書いてあるかどうかの違いなだけで、個人的な手紙が他人の目に触れる可能性が大きくなっちゃうって事です。
これ、人権侵害が簡単に出来ちゃう法令ですよ。

2)「ウィルス作成・取得・保管罪」というのが出来ます。
一見すると良い法案に感じますが、これの問題点は、自分のパソコンがウィルスに感染したりした時点で、そのウィルスの感染が不可抗力だと実証出来なければ罪になるって事です。
そんなん実証できるわけないやん。

コンピューターウィルスって、簡単に言えばパソコンに害をなすプログラムですから、使用上なんとも無くても、そういうプログラムのひとつぐらいはどこかで眠っている可能性は否定できないです。
つまり、この法案が通れば、パソコン持ってる人はすべて例外なく罪を犯しているということになりますねー。

3)あとは今回の一連の改正案で、「わいせつ物」の定義の拡大が入ってますからこれもパソコンで一度でもインターネットにつないだことがあれば、どこかにそういうデータが紛れ込んでいる可能性は大きいです。
つまり、パソコンを詳細に調べれば、この法案に引っかかる画像が出てこない方がおかしいのです。

今回の法案が通れば、パソコンを持つこと自体が罪になっちゃいますねー。。。
今なら震災の影響で一般の人が興味を持たないだろうという魂胆が見え見えの審議入りです。
大げさだという人も多いでしょうが、こういうのが通れば図書館戦争みたいな事が現実になる可能性が否定できなくなってしまいます。