こんな感じの季節を忘れるところでした。
「義は利の本なり、利は義の和なり」(春秋左氏伝)
利に迷うな。
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「マーガレット・ミードとルース・ベネディクト」ふたりの恋愛が育んだ文化人類学
学問だけを追っていてはわからない人間の情熱。どちらも文化人類学あるいは性の社会的決定に関する大家のふたりが開けたパンドラの箱は混乱と名声と不名誉を繰り返しながら同じところをぐるぐる回る政治のおもちゃになってしまった。あらゆる組み合わせでの性が社会的地位を得たことは確かに変態の自由度は増したであろう。その分ノーマルな性の . . . 本文を読む
「明治初期、福沢諭吉は「帝室論」の冒頭「帝室は政治社外のものなり」と述べた。皇室は政治の世界の外にある、との意味だ。また「日本人民の精神を収攬(しゅうらん)するの中心」とも記す。 福沢の述べた理想の皇室像や国民との関係は、象徴天皇制の下で実現し、すでに70年を超える歴史を経た。世界に誇るべき「伝統」となったと言える。 戦後、昭和天皇や現在の天皇陛下の折に触れてのお言葉に . . . 本文を読む
公職選挙法を見よ
「民進党の蓮舫代表は15日、日本国籍と台湾籍のいわゆる「二重国籍」問題について、都内の区役所に提出した台湾籍の離脱証明書が受理されなかったことを明らかにし、戸籍法に基づき「(日本国籍の)選択宣言をした」と述べた。都内で記者団の取材に答えた。」
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「民進党の蓮舫代表は16日、日本国籍と台湾籍の「二重国籍」だった問題に関連し、日本国籍の選択宣言をした日は今月7日であ . . . 本文を読む
どう呼ぶのかで世界が変わる。まず誰か。
追補2017.6.11
【カイロ=佐藤貴生】リビアの元最高指導者、故カダフィ大佐の次男で、2011年に拘束されたセイフイスラム受刑者(44)が11日までに釈放された。ロイター通信などが伝えた。
セイフイスラム受刑者は11年の内戦でカダフィ政権が崩壊するまで、後継者の可能性があるとして注目されていた。釈放後の行方は . . . 本文を読む
今度読む本
文脈病―ラカン・ベイトソン・マトゥラーナ 斎藤 環
ノーベル賞を受賞したが、受け取るかどうかわからないボブディラン。
精神病は賞を与える側の病的フレームにも見いだせる。フレームの外ならば誰もが精神病の時代である。
斎藤環(さいとう・たまき)氏
精神科医。専門は思春期・青年期の精神病理学,病跡学。「社会的ひきこもり」問題の治療・支援に取り組むかたわら,ラカン派精神分析に依拠した評論 . . . 本文を読む
「歴史小説家加藤廣が総括する覚醒の実感的昭和史! 」と帯にはあるが、歴史小説家ではなく加藤廣はベンチャーキャピタリストだった。彼の歴史小説はまだ一つも読んではいない。面白いことはわかっているのだが、老後の楽しみに残している。75才までは読むまいと思っている。
この時代の銀行の人々は資産が資産を産むバブルで人間の地道な中小企業の努力をイールドの低さゆえに軽蔑していた。金融が日本人の心においても主役 . . . 本文を読む
この表の重要なみどころは大隅良典博士の移籍までの長期停滞と近年5年の科研費減少にある。
国家による教育支出は国の投資(資産形成のための支出)であることを明白に財政法が示している。
この見えざる資産を形成するための投資の受益者は日本国という国家なのだから、選抜されて、特定の大学なりで教育を受ける資格を得たものは、その家族も当然に、個人負担を強いられるべき費用ではないのだと思う。そうでな . . . 本文を読む
昨日ふと思った事
昭和史のわかりにくさとイライラは、携帯電話の電車内通話に対するイライラに似ている。
通話の一方しか情報源がないから、内容の細部が見えず、その割に話者から狂人の独語のような情報が漏れてくる。
大切な展開とその理由が見えない、この昭和史のイライラから自分を解放するには、姿をすっかり隠している話者パートナーを特定することに重要なポイントがある。 . . . 本文を読む
このところ金価格の課題評価は、不安定な米国選挙の読みが狂った政治と英国のBrexit。
金は金利を産まないという商品性質ゆえに現代の国際経済では主役にはなり得ない。ところがこの様に世界から金利が消失すると、金が主役とみなされる。決して健全な状況ではない。
日経『推計値に対するプレミアム(価格上乗せ)の拡大を促すリスク要因は、目白押しだった。中国など新興国経済の失速懸念が . . . 本文を読む
「当社の資産は 、関連会社を含めたグル ープ合算で約 1兆 3 0 0 0億円ありますが 、このうち約 6 0 0 0億円は不動産や株への投資が固定化してしまったものであり 、何の利益も生まないものです 。逆にその分の銀行借入れの金利負担だけがのしかかっています 。その内訳は 、次の通りになっています 。慶屋 (南青山土地 、伊勢志摩 )約 1 0 0 0億円 杉山商事 (高値づかみ物件 )約 1 . . . 本文を読む
菅官房長官は閣議のあとの閣僚懇談会で、「再来年は明治元年から150年を迎え、わが国にとっても一つの大きな節目だ。明治の精神や日本の強みを再認識することは極めて重要であり、明治以降の歩みを次世代に残すことが大事だ」と述べました。来年は近江屋事件(坂本龍馬暗殺)から150年ぞね。 . . . 本文を読む
佐藤忠男がおそらくこの先見る機会が失われるだろうと思われる名作や監督俳優脚本家を評価したまとめ本である。その中でも「我が青春に悔いなし 」黒澤明監督の原節子の自立した女の意志の演技に言及していたのは、同じく印象に残っていたので嬉しい。私が見たのは学生主催の映画マラソンだが、印象に残っていた古い記憶を呼び覚ましてくれた。佐藤忠男にとっても評論の出発に相当した作品と思われる。
「我が青春に悔いなし . . . 本文を読む
早慶戦の発祥が面白い
吉岡信敬(早稲田側)の記述であるが、押川春浪の孫引きである。
吉岡 信敬(よしおか しんけい、1885年(明治18年)9月1日 - 1940年(昭和15年)12月7日)は日本の応援団員。早稲田大学の応援隊長として「虎鬚彌次将軍」の通称で知られ、当時は乃木希典、葦原金次郎と並んで「三大将軍」と呼ばれたほどの人気者だった。
なお、名前の正式な読みは「のぶよし」であるが、一般的には . . . 本文を読む