夫婦でシネマ

夫婦で見た映画と、個別に見た映画について感想をかいてます。全て映画館で見た映画で、ミニシアター系の映画をたくさん紹介!

デジャヴ

2007年03月24日 | た行の映画
Story
ニューオーリンズ。ミシシッピー川を航行するフェリーの爆破テロが発生。500名以上が犠牲になる大惨事となる。現場に急行するATF(アルコール・たばこ・火器局)捜査官ダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)。ほどなく彼は、橋脚に残る火薬の痕跡、監視カメラに写る謎のバイクの男、など次々と証拠を発見。やがて、川岸に打ち上げられた若い女性の焼死体に直面する。彼女(ポーラ・パットン)に不審を抱いたダグは、その周辺を捜査する。彼女のアパートに残された謎のメッセージ、そして留守電には、ダグ本人の声が!、何かがおかしい。FBI捜査官プライズワーラ(ヴァル・キルマー)は、ダグの鋭敏な頭脳と捜査能力を見込んで、極秘の捜査チームに誘う。そこでダグは衝撃の事実を目にするのだった。
2006年/アメリカ/トニー・スコット監督作品





評価 ★★★★

!!ネタバレ注意!!

最初の内は、テロ事件を追う捜査活動が中心。
そして、デンゼルが捜査能力を買われてFBIの極秘捜査チームに参加。
そこでは、スクリーン上に4日前の映像が映し出される。あらゆる場所に移動可能で、アングルは自由に操作でき、驚くべきことに室内の映像まで映し出すことができる。
FBI捜査官が言う事には、
複数の人工衛星でスキャンしたデータを再構築して構成した映像で、再構築のためのデータ処理に4日間かかるため、4日前の映像となる。
データ容量が莫大だから、巻き戻しは出来ず、あくまで4日前のリアルタイムで進行する。
、とかなんとか。
”人工衛星を使ったのなら、なぜ声まで聞こえる?”と、デンゼルの鋭いつっこみ。
ついにデンゼルが、”お前ら、これはタイムマシンだろ!”と見破った所から、映画は犯罪捜査ものからSFへと一気に転換、がぜん面白くなってきます。
どうやら、高エネルギーを利用した実験で偶然ワームホールが発生。これを利用して地域限定、期間限定のタイムスリップが可能となった。ニューオーリンズ近郊であれば、4日前にタイムスリップできる。ということらしい。

ヘッドギアを付けて4日前の映像を見ながらの映画史上初!の時間差カーチェイスが見もの。こんなSFギミックは出て来るだけで嬉しい。
テロの発生を阻止すべく、というより、好きになってしまった彼女を救うために、最初は過去にテロ発生のメモを送るが、しまいに俺自身を送ってくれ、とムチャを言い出すデンゼル。生物を転送すると命に関わるのだが、病院に送って蘇生処置をしてもらうという頭脳プレイに関心。
過去に送られたデンゼルはめでたくテロを阻止するが、奮闘の末死んでしまうというのもお約束。(デンゼルが2人になっちゃうからね。)

カトリーナ来襲直後のニューオーリンズでロケしたみたいで、災害の傷痕も生々しかったです。
デンゼルも彼女も、あんなに撃たれてなぜ死なないんだ?と、野暮なつっこみをするのはやめにして、ポップコーン片手に楽しく見れる映画。あちこちに伏線が散りばめられているので、最初よりも2回目観る方が面白いかも。

映画『デジャヴ』公式サイト


(「デジャヴ」2007年3月 イオンシネマワンダー上小田井にて鑑賞)

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2 コメント

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面白かったです。 (白くじら)
2007-03-24 18:57:05
こんにちは。

最初から最後まで、伏線が貼りまくられてて面白かったですね。
こういうタイプの作品は、一度ではなかなか全てを理解するのが難しくって、おっしゃるとおり2回目以上観て楽しむのがよさそうです。今からDVD発売を待ってます。

私も一番最初の装置の説明では突っ込むところが多かったのですが、タイムマシン系であれば問題はないようです。でも偶然の産物というのはちょっとー。(^^;

あの過去現在を見ながらのカーチェイスはいままでにない斬新な演出であったことは、私も同感で、目が回りそうにながらも楽しめました。

トラックバックさせていただきました。
って出ていないようなのでまたチャレンジいたします。(_ _)
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同感です。 (wanco)
2007-03-25 22:37:54
白くじらさん、こんばんは。

コメとTBありがとうございました。
先ほど、こちらからもTBさせて頂きました。

ぼくもDVD化が楽しみです。^^
タイムマシンの理論的な説明は、よくわからないながらも面白かったですね。それから、監視カメラの情報から、カバンの
’人相’を照合したりと、マシンを使った捜査過程がエキサイティングでした。

この映画を観ながら「ペイチェック」を思い出して、あれは未来しか見えなかったけど、あの映画も面白かったです。
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