原作の小説は読んだことないんですけど、コミカライズされたものは読んだので、作品の要となるネタは知ってました。
なので、前評判でよく目にした「どういう風に映像化するのか」には、しんしんきょうみ(by.ミンキーモモ)でした。
「どういう風に」は、「整形」というオチでした(^_^;) うん、まあ、わたし自身も見る前は「変装か、そっくりさんネタかな」とか思ってたので、レベルは同じなんですけどね(^_^;)
てか、やっぱそういうオチにしか持っていけないよなぁ。
これが「浅見光彦シリーズ」を一度もテレビで映像化していない、キャストも詳細を発表していない(誰が光彦役かわからない)というのだったら、原作通りにいけたのかなぁなんて思わなくもないけど。
でも、既存のキャスト・シリーズでのラストとしては、頑張ったと思う。
2時間ドラマとして、面白かったし。
いやもうね、ネタを知っているからというのもあるだろうけど、ニセ光彦の光彦らしからぬ素振りというか、ただよう胡散臭さが見事で(笑)
ニセ光彦が何か言う度に「お前がな」とか「お前だろ」とか「光彦はそんなことしない」とか、テレビの前で突っ込みまくり(笑)
本物とニセ物が見ていてハッキリわかったのは、ネタを知っていたからなのか、演じ分けを極端にしていたからなのか・・・。後者、かなぁ。
原作とは細かいところが違うみたいだけど(コミカライズを一度読んだだけなので、オチ以外覚えていないのよ(^_^;))、ドラマとして面白ければいいんじゃないかなと思う。
局と作品は違うけどさ、クリスティの「鏡は横にひび割れて」のドラマ、ひどかったもの。
キャストは良かったのに、内容がなぁ。マープルものの探偵役はマープルにして欲しかったし、原作のラストの台詞も使って欲しかった。
三谷版の「アクロイド殺し」のドラマは、「オリエント急行の殺人」が面白かったからいい感じに料理してくれていると思いたいっす。(「アクロイド殺し」は原作未読でイギリスのドラマは見た。スーシェポワロのやつね)