還暦コンブのひとりごと

anything goes なんでもあり。好きに生きよう!

枯れる美学

2011-12-07 17:49:03 | 日々思うこと
今年50歳になった友達が言った。

「40代後半(47~49)の頃は、まだ自分は若いとか、まだぎりぎり大丈夫だとか
 今思うとすごく焦っていたけど、50代になったとたん気持ちが楽になった。
 もう若さにしがみつくよりこれからの人生自分のために楽しんでみたい」

って気持ちになったのだそうだ。
良い意味で見かけの若さへの諦めがついたと…

確かに…朝起きて化粧したての顔で笑顔を作り、ぎりぎりセーフを感じている私は
これ以上崩れていくことに不安を隠せない。


先日、奈良公園の紅葉を見に行った私は銀杏の木が黄金色に輝いて
もみじが真っ赤に燃えている様にこれまでになく感動したが
(気温のせいだと分かっているけど
上手く色づき損ねた木々たちには残念ながら心を奪われなかった。

それらが、ふと ”枯れる美学” というものを言い得ている気がした。

若い新緑には新鮮でキラキラしたパワーが溢れているけど
色づいた紅葉にも人の心を温かく包んでくれる落ち着いた魅力がある。

人生のステージがどんどん変わっていくのに 「若さ」 だけを手放せずにいつまでも
しがみついているのはキレイじゃないな…


寒そうな鹿を目で追いながら、そんなことを考えていた。


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コメント (1)