沼隈文化財研究所

「温故知新」
文化財を通して歴史を振り返ってみよう。
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「中国四国歴史学地理学協会」2010年度大会の報告

2010年06月30日 | 報告
「中国四国歴史学地理学協会」では、2010年度大会が開催され、
本年度は、福山大学が担当されて会場は、「福山大学宮地茂記念館」で
6月26日(土)12:30~、6月27日(日)9:30~の2日間にわたりました。

[第一日目]平成22年6月26日(土)12:30~
評議会の後、受付開始が13:00から始まり、14:00からは、
公開講演会「中世の福山湾岸と草戸千軒町遺跡」と題して、
広島県立歴史博物館主任学芸員の鈴木康之さんの講演がありました。
公開講演会から参加し、
「草戸千軒町遺跡」の成立から、その背景となる福山湾岸を含めた
考古学からの視点と歴史地理学の検討を含め、「草戸千軒町遺跡」の
成立に関する地域的考察と地理的背景を解明する講演を窺いました。

その後の総会・親睦会は欠席させていただきました。

[第二日目]平成22年6月27日(日)9:00~受付開始
二日目は、各部会毎に研究発表があり、

「日本史学部会」(4階 401研修室)
「東洋史学部会」(4階 402研修室)
「西洋史学部会」(4階 404研修室)
「地理学部会」  (3階 301研修室)
「考古学部会」  (4階 403研究室)
「文化財学・民俗学部会」(2階 205地域活動実習室)

これら全てを廻る事は不可能でした。

今回のこれらに関する協会の目的は、
中国地域と四国地域の大学間で構成されていて、毎年その地域の
大学が担当し、歴史学・地理学に関する研究発表の場を提供しています。
また、研究部会は7部会に分かれていて多様な分野において開かれています。
その最大の目的は、若い研究者の研究発表の場の提供と大学間の学術交流を
目指しています。

「福山大学宮地茂記念館」は、JR福山駅北口にあり、地元に居ながらこの様な
立派な建物があることさえ知りませんでした。
「燈台元暗し」とはよく言ったものです。(赤面)

今回、研究発表に参加したのは、
第一日目の「公開講演会」と、第二日目の
[日本史学部会]
「備後国都度(看都)駅について」 
                西別府元日(広島大学)
[考古学部会]
「安芸厳島、弥山の磐座と伊都岐島神の鎮座」 
                妹尾周三(東広島市教育委員会)
「草戸千軒町遺跡出土の木製形代」
                下津間康夫(広島県立歴史博物館)
の研究発表を聴講致しました。
研究発表の詳細については、別途の機会に譲ります。
                         (以上概略の報告:遍照)


           (研究発表風景)

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